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まちゅまゆ –Their History–

まちゅまゆの作品は丹念な画面構成と綿密に練りこまれた世界観で鑑賞者を魅了してきました。 今回の個展は “Their History”と題し、古代から中世にかけての歴史を学び受けたイメージから、その歴史に名も残らなかった者たちに想いを馳せ架空の世界に落とし込み、「彼ら」 の痕跡、暮らしや営み、想いを表現します。歴史を構成する「名もなき人々」に着目した、細やかな 視点で描かれる壮大な物語をお楽しみください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「鹿嶋裕一 -夜に歩けば-」

鹿嶋の描く青を基調とした夜の風景は、彼の記憶をもとにして制作されています。
画面を直接彫刻刀で彫り、その上に色を重ねていく手法は、彼の肉体の感覚を画面に直接的に反映することを可能にしており、記憶の再現という点において実感の伴ったリアリティをもたらしています。それは作品を見る私たちの感覚にも作用し、不思議な懐かしさをもたらしてくれます。

Danielle Winger-The Shape of Water-

日本国内で初めての発表となるアメリカの女性作家、Danielle Winger。
彼女の風景作品は一見して素朴な印象を与えますが、安定した構図と神秘的な光の表現によって、自然の秘める崇高さを強く感じさせてくれます。むしろその素朴さは、根源的な純粋さの表れとして、見る者の心の奥底まで届くでしょう。

3月8日(金)から開催されるアートフェア東京2024(東京国際フォーラム・ホールE)にて、本展出品作品の一部を展示いたします。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「籔内佐斗司」

日本を代表する彫刻家、籔内佐斗司。東京藝術大学名誉教授、奈良県立美術館館長等を兼任し、多方面で活躍を続けています。保存修復の分野においてその研究、技術継承にも力を注いでいます。作品は一目で籔内の手によるものだと分かるほど個性的で、奈良の「せんとくん」を筆頭に多くのキャラクターや公共彫刻として、日本中の人に愛されています。
今回は、貴重な新作1点を展示します。

丹野 徹-New Dawn Fades-

今回の個展では2023年から制作を始めた「50works」と呼ばれるNFTを含む50 点の新作の中から厳選した作品を中心に展示いたします。これらはそれぞれに異なる主題、表現を持った作品ですが、それらをあえてひとつのシリーズとして扱うことで、多様性と個人の内面にある複雑性に言及します。展示を通して、改めて丹野徹という一人の表現者の内面に迫っていきます。

Art Fair Tokyo 2024   「高見基秀 -岸を隔てて火を観る-」

実感のない他人事として消費されてゆく他者への関心をテーマに、国内外で発表を続ける高見基秀の個展「岸を隔てて火を観る」を開催いたします。

東日本大震災を山形で体験した高見は「それまでも大きな地震はあったのにも関わらず、自分が被災したときにだけ非日常の中でのアートの有用性を説く姿を見て」不信感を感じたことや「時間が経つごとに忘れ去られていく原発の問題」をきっかけに人の移ろいやすい心や共感性に着目し、その奥底にあるものを独自の世界観で視覚化させた作品を描き始めます。

能登半島地震、ウクライナ紛争やパレスチナ問題などの国際的な紛争、会社、家族、そして作家自身が身を置くアートという領域。異なる国や状況の中でも見られる“自分以外”への関心の在りかたの構造的な類似性。“対岸の火事”のような心の在り様は高見の作品を構成する中心的な要素とも言えます。

車や家が燃えるという事象を人工的な模型の木やジオラマを使い、あえて解像度の低い偽物の風景のように描かれた作品は、鑑賞者に”野次馬の目線”、“安全な立ち位置から災いを傍観する自分”という複雑な感情を体験させます。

鮮やかな色彩で描かれた衝撃的なイメージを眺める無機質な視線は、誰のものなのでしょうか。

高見の作品を通して“岸を隔てて火を観た”あとに感じる漠然とした不気味さや居心地の悪さは、しかし、それと同時に私たちに今や未来に目を向けるきっかけを与えてくれるのかもしれません。

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「Danielle Winger -The Shape of Water-」

会場では、日本で初めての発表となるアメリカ人作家 Danielle Winger の作品を4月の靖山画廊での個展に先駆けて展示いたします。

相場るい児-桃紅柳緑-

この度の個展は、相場らしい金魚や猫、妖怪をモチーフとした作品に加え、「桃」をテーマとした作品を中心として構成されます。
桃は古くから日本や中国において、不老長寿や魔除けの果実として親しまれてきました。
3月の桃の節句もまた、そうした祈願の残る風習の一つです。
この初春の桃の季節、災いを取り除き福を呼ぶ作品たちに、ぜひ会いに来てください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「松本千里-Heart-」

伝統的な絞り染め技法を用いて、立体的な作品を制作する松本千里。
絞りの粒の一つ一つを個人、その集積からなる全体を社会と捉えることで、抽象的に「個と群衆」を表現し、現代社会に宿る熱量を作品に投影しています。
今回展示する「Heart」は絞りの粒が生命体のように動く作品です。それぞれ自立した粒が大きな一個体のように寄り添い、呼応して生きています。

 

杉山 佳-集めて並べる-

靖山画廊では初の個展となる杉山佳。
彼の作品に直接人物は登場しませんが、描かれた椅子や日用品を人に見立てることで、温かみのある生活の様子を表現します。今回はバレンタインデーにちなんでお菓子(おいしいもの)をテーマにした作品を発表します。またバイキング形式に見立て、作品をお客様に選んでいただき構成する、遊び心のある展示も展開する予定です。

恵比寿と大黒

2024年の最初の企画展として「恵比寿と大黒」を開催します。
古くから人々の生活に関わりが深く、福の神として並んで祀られた「恵比寿天」と「大黒天」をテーマにした、縁起の良い企画です。
伝統的な図像はもちろん、現代的な解釈を試みたりと、ジャンルを超えた作家15名によるそれぞれの表現をお楽しみください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「中村彰良-黒龍-」

様々な紙を組み合わせ、厚みのある立体的な作品を制作する中村彰良。その伝統的な柄を多用しながらもポップな作品は、高い評価を獲得しています。
今回の展示では新年に向け、来年の干支である力強い龍をモチーフにした作品を展示いたします。
豊かな色彩が生み出すパワフルな画面と親しみやすさが共存した作品にご期待ください。

たいせつなもの展-HERO-

2023年最後の展覧会は、4年ぶりとなる「たいせつなもの展」を開催いたします。
今回は「HERO」をテーマに掲げ、そのイメージや言葉から何を連想し、何を表現するのか…。
22名の作家が思うままに表現します。1年の締めくくりの展覧会を心ゆくまでお楽しみください。

松岡歩-animal story-

柔らかな筆致でモチーフを描く日本画家、松岡歩。技術、表現力ともに優れた実力派の作家です。
松岡が今回発表するのは、動物たちを主題としたカレンダーを構成する新作展です。その作品の中に描かれる生き物たちは、穏やかな雰囲気を持ちながら、どっしりと構えるたくましさを持っています。そんな静けさの中に佇む彼らが、季節の巡りとともに見せる物語をご覧下さい。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「中臣 一-波動-」

中臣一は世界中の美術展に多く参加し、海外美術館のパブリックコレクションとして多数作品が収蔵されるなど、国内外で幅広く活躍する日本有数の竹藝家です。
真っすぐに伸びる竹のしなやかさを活かし、編み上げられて生まれる曲線は規則的かつ有機的で、一つの生き物のような美しさを持っています。一見すると竹には見えない、けれども竹でしか表現できない造形をご覧下さい。

山城有未 -無意識の可視化-

今回で2 度目となる山城有未の油彩作品による個展は、タロットカードにおける22種の大アルカナをテーマにしています。古くから神秘家たちによって様々な解釈が行われてきたこのテーマに、山城は独自の解釈を加え、現代の作品として新生させました。
ずらりと並ぶ謎めいた作品たちから、自分にぴったりの「切り札」を見つけてみて下さい。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「菊野祥希-one’s every action-」

版を使ったミニマルな画面構成の作品を制作する菊野祥希。
筆跡を版として再構成することで、シンプルな線の中に複雑な質感をもたらしており、一見してストイックな画面の中には、その実、とても豊かな表現が織り込まれています。
靖山画廊では初めての展示になりますが、この場で自身の制作の中での新しい試みに挑戦します。

福田 亨 -水のかたち-

工芸という領域の持つ精緻さや、自然を捉える独自の感性で唯一無二の作品を生み出し、着実にファンを増やし続けている福田亨。
今回の個展では、「水のかたち」をテーマにした作品を発表いたします。本来であれば色も形も持たない水を、木材によってどう表現するのか。気鋭の作家の新たな試みを楽しみにお待ち下さい。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「Cougar -Flower Power-」

油彩でピクセル画をフォトリアリズムとして描く、新人作家Cougar(クーガー)。
SEIZAN GALLERY TOKYO 凸で初となる展示では、「暴力に対抗する非暴力」をテーマにした作品を発表します。1967年、アメリカでのベトナム反戦デモを軍隊が抑圧した際に撮影された「FLOWER POWER」と題された写真をモチーフに、世界で起きる紛争や銃犯罪に対して毅然と「No」を突き付けます。

越智俊介 -労働-

越智俊介の今回の個展は 2021年以来、2 度目となります。彼の制作は、彼自身の生活と強く結びつき、日常の中で感じる葛藤や生きづらさがその根幹に位置しています。そうした思いを抱えながらも不器用に前に進もうとする、ひたむきな思いが彼の作品には込められています。そんなむき出しの熱量を、ぜひ感じて下さい。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「石神雄介 -Call-」

昨年の FACE 展や Idemitsu Art Awardといった公募展での入賞によって、評価が高まっている石神雄介。その作品は、いつかどこかで体験したような記憶や感覚が混ざり合ったワンシーンのようで、思い出を外側から眺めているような不思議な気分になります。
ぜひ、現実と幻想の狭間を行き来する作品世界に浸ってみて下さい。

松浦延年-Diving into Color-

昨年のSEIZAN GALLERY TOKYO 凸での発表で、その作品世界の奥深さを示した松浦延年。
彼の作品は絵画を構成する要素の内、「色彩」に強く焦点を当てており、つややかな表面の奥から湧き上がるような複雑な色彩は、「色は美しい」という感覚を新鮮に再認識させてくれます。
靖山画廊での初個展を是非ご高覧下さいませ。

ノグチミエコ -宇宙の形を思うとき 共鳴する形の考察-

地球や太陽系などスケールの大きな世界をガラス玉の中に閉じ込めた作品は、ノグチミエコの代表作であり、代名詞と言っても良いでしょう。
宇宙の構造的な美しさを表現すると共に、丁寧な仕事による工芸的な美しさも宿っています。掌の中に表現される世界、その壮大さと繊細さを合わせてお楽しみ下さい。

山田翔太 -MITATE-

靖山画廊で3度目の個展を迎える山田翔太。アスリートであり陶芸家という異なるキャリアを積み上げ、その道を極めてきた背景から生み出される作品は、実直な中にも軽やかな遊び心を感じさせます。触れる者の手に馴染み、長く愛用されることを願い作られた作品の数々をお楽しみください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「一井弘和 -山思う像(かたち)-」

一井弘和は、穏やかな表情の人物像を得意とする木彫作家だ。
彼の手掛ける作品はどれもどこか軽やかで、印象的な服装や装飾品からは優しい物語性を感じることができる。

今回は、初めての試みとして日本画の作品と木彫作品を合わせて展示する。
平面と立体を組み合わせることによって、さらに作品のイメージを膨らませ、
自然の営みと切り離す事が出来ない私たち人間の「心の姿」を表現している。
木の持つ温かみや、平面と立体に共通する岩絵具による柔らかな色彩は、穏やかでありながら確かな存在感を作品にもたらし、周囲の空間を瑞々しい生気で満たしてくれる。

山の姿を借りて表現されたこれらの作品は、私たちが自然の恩恵によって生かされ、常に大自然の一部であることを教えてくれる。
それはきっと見る人の心を優しく包み込み、自然とのつながりを再認識させてくれることだろう。

門永哲郎-青い鳥を見つけて-

初個展ではその精巧な作品で見る者を驚かせた門永哲郎。
2回目となる今回の個展では「青い鳥」をテーマにした作品を展示いたします。
このテーマからメーテルリンクの小説を想起する方も多いでしょう。自然界の美しさを表現した作品を通して、改めて身の回りの小さな美しさや日常を再考して頂ければ幸いです。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「杉浦誠 –ヨコシマ–」

これまで「鳥の視点」シリーズで、様々な風景を俯瞰した作品を制作してきた杉浦だが、今作は近年手掛けている哀愁とユーモアを感じさせる動物の着ぐるみをモチーフとしたシリーズの一つだ。

ここで表現されているのは「横縞」と「邪」をかけた言葉遊び…
そう、駄洒落である。

今作の言葉遊び、つまり「ヨコシマ」という音が複数の意味の重なりを持つことは、一つの芸術の特性の表出であるとも考えられる。
優れた芸術作品が与えるイメージは、鑑賞者に複数の意味を同時に浮かび上がらせ、その意味の重なりや奥行きを体験させる。言葉遊びはそれを最も直感的に表した形式とも言えるだろう。

しかし、これは取って付けたような話で、今作の魅力はそんなところにはない。むしろ、肩肘張らない脱力感と、味わい深い表情がこの作品の面白さの本質だと感じる。
茶道の世界には「さびたるはよし、さびさせたるは悪しき」という名言があるが、今作も無駄な力の抜けた自然体であり、非作為的だからこそ生まれる豊かさを持っているように感じられる。

この文脈で考えると理屈をこねくり回したこの文章は「悪しき」でしかない。
ナンセンスな思考を鼻で笑う強さを持ったユーモアを、存分に楽しんで頂きたい。

野田怜眞-Vanana-

世界で最も消費されている果物、バナナ。近年では現代アートブームへの皮肉を表すモチーフとして扱われがちですが、野田怜眞は人の死や命にまつわるバナナ型神話に着目し、また自然のバナナが持つエネルギーを脱活乾漆技法を用い自身の作品世界の中で表現します。

 

-同時開催-
「画廊の夜会 | GINZA ART NIGHT 2023」
銀座1丁目~8丁目(東京都中央区)の24 画廊が夕方から夜にかけて一斉に開廊し、それぞれ多彩な展覧会でおもてなしを致します。夜の銀座で自由に画廊巡りをお楽しみください。

開催日:5月26日(金)17:00-21:00
参加費:無料 ※事前申し込みは不要です
主催: 銀座ギャラリーズ 協賛:全銀座会催事委員会

【お問合せ先】
銀座ギャラリーズ〈画廊の夜会〉事務局

田端麻子 -拭くと汚くなる-

昨年NYで展示された田端麻子の作品は、予想を上回る評価を得て現地に受け入れられました。そして2023年、満を持して靖山画廊での個展を開催致します。
漠然とした不安を思わせる作品は怖ろしくもありますが、我々の生活に繋がった、どこか不思議な暖かみを感じさせます。今展では立体と平面を合わせた約40点を展示致します。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「ワタベカズ-生きとし生けるものたちへ-」

ギリシャ神話の中に「シシュポスの岩」という話がある。
シシュポスという男は神々を欺いた罰として、巨大な岩を山頂まで運ぶことを命じられた。しかし山頂の目前で岩は谷底まで転がり落ちてしまうので、これを永遠に繰り返さなければならない、というものだ。転じて「とてつもない徒労」を意味する言葉としても用いられる。
フランスの作家、アルベール・カミュはこのシシュポスの姿を、いずれ皆死んでしまうことを知りながらも生き続ける人間そのものの姿として肯定的に捉え、日本の哲学者、九鬼周造は、本質的には無意味な物事に取り組み続ける姿に人間の自由意志と尊厳の本質を見出している。

ワタベの作品が生み出す感動もこれに通じているように思える。
彼の作品に登場する、弱々しく頼りない「言葉を持たぬもの」たちは、いつもそれぞれにモノやコトに対して黙々と向き合っている。そして、我々には彼らが感じている価値を直接理解することは難しい。
しかし、他の誰でもない自分自身で在り方を決定し、それを遂行しようとする―
彼らのそんな姿勢に鑑賞者は胸を打たれるのではないだろうか。

そこに言葉はなくとも、確かな意思がある。

武田裕子-絵のそこ・こちら-

その暖かな色彩と繊細な作風で多くの人に愛されている武田裕子。

2022年からは墨による作品にも取り組んでおり、さらに表現の幅は広がりつつあると言えるでしょう。その流れを汲んで、今回の個展では従来のイメージと異なる作品を発表したいと意気込んでいます。実力派作家の意欲作にご期待下さい。

相場るい児-innocence-

個展の度にその世界観で空間を染め上げ、観る者を驚かせる相場るい児。今回は「玩具」をテーマに約60点の作品を展示いたします。
その中心となるのは郷土玩具から着想を受けた人形作品達です。日本各地で脈々と愛されてきたその精神が相場作品に流れ込み、どんな化学反応を見せるのか。ぜひご期待ください。

Art Fair Tokyo 2023   「勝田えみ -One’s Whereabouts-」

社会的なメッセージを鮮やかな色彩と愛らしいフォルムに込め、独自の作品世界を構築する勝田えみ。

昨年、開催した「勝田えみ -Someone’s Whereabouts-」に引き続き、“居場所”をテーマにした展示を開催します。

自分自身やそこにある事は何も変わらないけれど、国や宗教、属する社会によって変わるその存在の意味。現代社会における物理的な「居場所」の変化と心理的な「居場所」の移り変わりをテーマにしたSomeone’s Whereabouts(誰かの居場所)からさらに視野を広げ、One’s Whereabouts(各自の居場所)では「他者の存在」にもその視線を注ぎます。

光の中で失われる姿と影により示されるその存在。
日中、圧倒的な存在感を放つ太陽と月を通すことでしか示されない夜の太陽。
自分以外の存在によって認識する事ができる自身の存在の仕方。

考察を続ける中で、勝田は善悪や明暗、光と闇、真実と嘘といった、相反するものが共存する価値観の存在に着目します。そして、各々の居場所(One’s Whereabouts)から見える風景の中に潜み表象化されないものに思いをはせます。

「各自の居場所からの景色が信用できるのか、そんな単純に分けることが出来るのか。」
勝田の心に生じた疑問に対する明瞭な回答はありません。しかし、だからこそ物事や社会を見つめ、考え続ける事の大切さを訴え続けているのかもしれません。

 

“When you look at the works and try to look at it as someone else, not as yourself, you actually learn about the way you see the world.”

Daniel Richter (b.1962 -)

 

1990年代以降のドイツ美術界を代表する作家、ダニエル・リヒターは「作品を見るとき、自分としてではなく他人として見ようとしてみなさい。そうすることで、あなたは世界の見え方を知ることができるのです。」と説きます。

自分以外の他者との関係性の中で自身の存在を模索し進む勝田の作品は、各々の居場所から見えるものと、見えぬものの存在を探るきっかけとなると同時に、不確かな現在を乗り越えていく力を私たちに与えてくれます。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「福室みずほ-Spur 29-」

くり返される日常の中、ある事が当たり前で「見えているのに見えていない」存在。
散歩道の中で見つけた小さな石や服についている貝殻の釦、そんなもの達はどのように生まれ今私たちの手の中にあるのでしょう。

地下深くに流れる水のうねりや巨大な岩の中で循環する熱、気の遠くなるような長い時間の中で繰り返される自然の営為を見る事は出来なくても、そこには自身の身体や感情の表現との共通性があるのではないかと作家・福室みずほは考えます。

1千万年以上前の景色と今、手に触れられる程の距離で見える景色。
時間や距離を超えて行き来する視点と線の航跡を重ね絵を描く行為によって遥か遠い場所と自分自身の関係性を模索する福室の作品をご紹介いたします。

塩崎顕-其のまなざし-

世界的な感染症の流行や不安定な世界情勢など、ここ数年、時代は混沌の度合いを増しているように感じられます。そんな中で塩崎は屏風に荒波を乗り越える2頭の鯨を描きました。その力強い姿は作家自身の祈りそのものと言えるでしょう。今展ではこの大作を中心に、代名詞ともいえる龍や虎の作品15点程を展示いたします。

谷津有紀-雲のあそび-

新年の初めを彩るのは、昨年のSEIZAN Gallery TOKYO凸の展示で好評を得た谷津有紀。
古典的な筆運びで伝統的な画材を生かし「今」を描く谷津が今個展に掲げるのは「雲のあそび」という言葉です。
ぜひ心の動きを感じながら作品をお楽しみください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「松浦延年-Yellow 558-」

松浦延年の作品に最も特徴的なのは、その滑らかな光沢のある表面だろう。
その艶やかな質感は、静かに佇む水面を思わせる。その向こうでは底から湧き上がるように微妙な色彩が混じり合い、さらに奥底に筆跡がうっすらと確認できた時、この作品が「絵画」であることを再認識させられる。

近代からの抽象画の傾向に「冷たい抽象」と「熱い抽象」という概念がある。前者はモンドリアンなどの作品に色濃く見られ、画面から要素を削ぎ落とし、幾何学的な表現による絵画の純粋化を目指したものである。後者はデュビュッフェやカンディンスキーらのように積極的に肉体の動きを反映させる、あるいは自由な色彩を用いるなどで、人間の情念を強く表現した作品を指す。

抽象表現において、この二つの概念は対立しているわけではなく、両者の要素を併せ持つ作品もある。松浦の作品がまさしくそれである。
沸騰する色彩を透明で怜悧な表層が抑え込むように、きわめて「熱い抽象」に寄りながらも、その外側に主知的な「冷たい抽象」を纏っているように感じられる。その在り方はまさしく人間の在り方を反映しているようで非常に興味深い。

偶然の出来事の中から見出した美しさを求め、愚直なまでにひとつの表現を追及しつづける松浦の数十年にわたる挑戦から生まれた作品は見る人に崇高な体験をもたらす。

松浦延年の純粋な美の世界をご体感ください。

PASSION!!

コロナ禍が日常となり無意識のうちに行動範囲が狭まっているのを感じる今日この頃、前にも増して「個」という単位が重視されるようになり、そんな風潮に閉塞感を覚えることもあります。
しかし、そんな中でも人の胸の内には消せない熱量があるはずです。
作家それぞれの「情熱」を表現した作品にご期待ください。

カレンダー展「まちゅまゆ・山城有未」

お互いに独自の世界観を持ちながら、どこか通底するものを感じられる、まちゅまゆと山城有未。
この度、良き友人同士でもある彼女たち二人が新たな試みとして、カレンダーの原画となる12点ずつの小作品を発表いたします。作家ごとのカレンダーは会場にて限定販売いたします。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「丹野 徹」

ここで「描かれている」のは緑青色の空と並び立つ木々だ。しかし画面全体は深い闇に覆われ、かろうじて画面中央に葉の落ちた枝を確認できるのみである。
描かれている、という表現は通常の写真作品を評する際には適切でないかもしれない。
しかし、写し取った風景を素材に、組み合わせ、編集する丹野の制作手法を鑑みると、この作品はやはり、丹野によって「描かれた」写真に他ならないのだ。

そうした手法も相まってこの作品は丹野の内省的な要素を多分に含んでいるが、単なる一個人の心象風景の描写を突き抜け、もっと奥深く、根源的なものへのアプローチを試みている作品だと言えるだろう。結果としてそれは日本的な美意識―「詫び寂び」に強く接近しているように感じられる。
ここで描かれているのは閑寂な枯れた風景だ。しかし、それは丹野の丁寧かつ膨大な手つきの集積の結晶であり、その中に残された精神性を感じずにはいられない。
静けさの中にあって優美さを失わない丹野の作品は、幽玄の域にまで達する可能性を秘めている。

島田沙菜美-ノクターン-

靖山画廊では3年ぶりの個展となる島田沙菜美。
今回の個展は「夜想曲(ノクターン)」をテーマにした作品を展開する予定です。
ゆるやかな夜を想わせる音楽と響き合う、ロマンチックな彼女の作品には、穏やかさの中に強いエネルギーが秘められています。

ART TAIPEI 2022

靖山画廊は、台湾台北市で開催されるART TAIPEI2022に出展いたします。

【出品作家】
青木恵美子、青山ひろゆき、一井弘和、勝田えみ、八嶋洋平(敬称略、五十音順)

熊谷曜志・三田尚弘 -しるべ-

切磋琢磨して画家人生を高めあってきた熊谷曜志と三田尚弘。
互いの存在が己の立っている場所を示す “しるべ” であり、相対して互いの背筋を正す、姿見のような関係でした。二人が共に歩んだ約20年を節目とし、今ここで発表する事こそが必然だと意を決した展覧会です。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    作品集刊行記念「Akie」

かのミケランジェロは自身の彫刻に関して、「大理石の中に天使を見た。そして天使を自由にするために彫った」と語ったと伝えられています。
Akieの生み出す作品を見ると、この言葉に通ずるものを感じます。
石そのものの形の中に眠る命を見出し、それを開放する―。
そうして生まれた作品を掲載した作品集が、この度刊行される事となりました。

刊行を記念して、表紙を飾った作品1点を展示いたします。
作家の視線と技量、石との出会いの偶然性が交わった所に生まれる愛おしい作品をご覧ください。

中島敦子 -うるし展-

乾漆の技法を用いて、どこか生き物を思わせる有機的なフォルムの作品を生み出す中島敦子。
そのしなやかで暖かみのあるデザインは、深みのある漆の色合いも相まって、
思わず手で触れたくなるような親しみを感じさせます。
今回の個展では熟練した技術で生み出される作品、約50点を展示いたします

矢吹多歌子-猫づてに-

矢吹と言えば「猫」が代名詞のように彼女は猫を題材とした作品を作り続けています。
しかし、彼女の作品の根本的なテーマは「他者と体験を共有する事」にあります。
あくまで猫という人間に近く、かつ自由な隣人を媒介に、誰かの感情を自分の記憶として呼び起こす。そんな彼女自身の体験が作品の本質なのです。

特別企画 秋川雅史 木彫展

究極の声を追い求めて歌をうたう。
思い描くイメージを一本の木から彫り出していく。どちらもやり直しはきかない。
このたびテノール歌手秋川雅史が、ジャンルを超えた芸術家として初の個展を開催致します。
3年の歳月をかけ制作した「木彫楠公像」など、魂が込められた作品をご覧ください。

勝田えみ -Someone’s Whereabouts-

近ごろ国内ではコロナ禍、また国外では紛争や武力侵攻によって、その理由や強度に差はあれ、人々の「居場所」を強制する力を強く感じます。
勝田えみが掲げるテーマは「Someone’s Whereabouts(誰かの居場所)」。
特定の個人ではない「誰か」の居場所。
それは転じて誰もがそこにいることを許される、優しい場所なのかもしれません。

菊地貴子 -日々是好日-

七宝焼と日本画を組み合わせる菊地貴子の作品は、独自の路線を維持しながらその表現の幅を拡張してきました。
最近では発表の場も広がり、その注目はますます高まっていると言えるでしょう。
今回の個展では彼女が日常の中で拾い上げた「特別」なものをモチーフにした作品約20点を展示いたします。

画集刊行記念「横田美晴」

幼き日に触れていた自然や、思い描いた空想の物語。
横田のロマンチックな作品を生み出しているのはそんな少女時代の原風景です。
誰もが持つ経験を源流にしているからこそ、横田の作品はノスタルジックなときめきを思い起こさせ、多くの人に愛されるのかもしれません。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「まちゅまゆ」

「アカルイクラヤミ」と呼ばれる私的な寓話世界を描き続けるまちゅまゆ。
誰しもの心の奥底にある不安定で曖昧な世界を微かな光で照らし、無意識を作品世界に表面化させるまちゅまゆというフィルターを通してろ過された世界からこぼれた一滴の雫をぜひご高覧ください。

現代、近代に頼まう。

現代を生きる作家たちが、近代日本の名画を呼び水とした作品に挑みます。
単なる過去の模倣や引用ではなく、時代を超えて胸を借りる思いで、作家として同じ土俵に上がります。
日本の美術史を築いた巨匠たちへの敬意を込めた応答が、果たしてどんな作品として形になるのか、皆様どうぞご期待ください。

ALBEN

さまざまなモノを透明な樹脂で包み込み、形作るフランスの作家ALBEN。
大衆文化を取り入れた作品を手がけ、本国だけでなく世界中で注目を集めている彼が、凸の展示を経て、靖山画廊での初個展となります。
世界を旅しながら収集した日用品や子供用の玩具で満たされたポップな作品は彼の子供時代に由来しており、それらは時と場所を超え、私たちにも共通したノスタルジーを呼び起こします。

下図集刊行記念「安原成美」

安原成美が日本画材の特色を生かして描き出す植物は、しっとりとした空気の中に凛と佇んでいて、静けさの中に風格を感じさせます。
今回の個展は安原が下図集を刊行するにあたっての記念展です。大作の下図を中心に制作の過程が伺えるスケッチ、また作家の代名詞といえる群青や緑青の映える本画の新作を展示いたします。

海老原 暎 ―日常の窓―

日常の中でふと目にしたものの美しさに息をのむ瞬間があります。海老原暎が切り取るのはそんな一瞬です。
色数を抑えてモチーフの持つ固有のフォルムに焦点を当てた作品は、その感動を鋭く切り出したような鮮やかさがあります。
作家の眼差しを通して、日常の魅力という新鮮な驚きを、ぜひ体験してください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「谷津有紀」

古典的な運筆や、伝統的な絵画材料をベースに ”今” を描く日本画家・谷津有紀。
コロナ禍や戦争などによって急激な変化の中で生きざるを得ない人が、ほんのひと時でも「安らげる場所」を、と制作された一点を発表いたします。

相場るい児 -瑞獣譚(ずいじゅうたん)-

個展の度に画廊をその独創的な空間へと変貌させる作家、相場るい児。
彼の作品の手跡を感じさせる暖かみや、妖怪や伝承を下地にした物語はどこかで私たち自身に繋がるような奇妙な親近感を与えてくれます。今回は意匠を凝らした様々な土瓶を中心に出品いたします。

Art Fair Tokyo 2022   「髙橋賢悟-Re:pray-」

(撮影:GION)

アートフェア5回目の出品となる髙橋賢悟。
今年は髙橋が博士修了にあたり挑んだ大作を中心に、髙橋のみに焦点を当てた空間構成を試みます。年月と共に研鑽し続けていた技術が開花し、作品として結実する—作家としての一つの到達点を披露する機会となります。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「髙橋健太-save as-」

必要なもの以外を画面からそぎ落とし、ミニマリズム的な作品を制作する髙橋健太は、伝統的な画材である岩絵具の粒子をデジタルのドットの集積のようなイメージで捉えることで新しい表現の開拓や日本画の可能性に挑み続けています。

今回の展示作品の画面の大半を占めるのは都市を構成する金属板を思わせる、銀箔によって作られた画面です。その上にはストリートアートに見られるスプレーの表現を想起させる線が踊っています。
街の至るところで見かける様々な落書きは、路地裏の文化に所属する者にしか意味が読み取れないある種の土着の暗号のようなものであり、それ以外の人々にとっては猥雑なものにしか映らないでしょう。
そんなモチーフを伝統的な日本画材によって描き出したこの作品は、ある意味で日本画の現状の存在意義を問い直す試みとしても見ることができるかもしれません。

郝玉墨-白河夜船-

個展のタイトル「白河夜船」は「ぐっすりと眠り込んで何が起きたか分からない様子」を表した言葉です。コロナ禍の中では全ての人が「当事者」となり、誰もが安穏としていられない状況でした。だからこそ、彼女は作品の中に静かな安らぎを表現しました。そして、眠りの後には目を開いて再び歩き出す。そんな願いが込められています。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「野田怜眞」

1995年生まれ。東京藝術大学大学院工芸科漆芸専攻修士課程を修了したばかりの彫刻家・野田怜眞のSEIZAN GALLERY TOKYO 凸での初めての展示となります。
伝統技法を駆使し、オリジナリティー溢れる作風は唯一無二の存在感を感じさせます。
今展では、東南アジアの起源神話を基に人間の本質を問う作品を発表致します。

山田翔太

昨年の靖山画廊での初個展が非常に大きな反響を呼んだ山田翔太。
アスリートであり陶芸家という彼の作品は、奇を衒わない質実剛健とした佇まいの中にも爽やかさが感じられ、彼の追求する美意識が反映されています。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸     「島田沙菜美」

島田沙菜美の作品は、主に女性像を通して多様な生命の在り様や感情を表現してきました。
今回の展示にあたって制作した大作のコンセプトは、「一人で奏でて、一人で踊る」というものです。それは画中に描かれた女性の持つトランペットとトゥシューズに端的に表れています。

演奏も舞踊も、共に常に未来を志向する性質のものです。その場にとどまらず、一瞬一瞬を次の瞬間の為に費やすことの連続が、これらの本質と言えるでしょう。そしてそれらは先行する何かに導かれる形で行われます。演奏は譜面や他者に、舞踊は音楽や空間に先導されます。これを踏まえた上で先のコンセプトを考えると、作家の強烈な自己決定への意志を見て取ることができるでしょう。
「一人で奏でて、一人で踊る」、つまり自分を導くのは自分に他ならない、と。
それを一人で同時に行うのはもちろん容易ではありません。しかし、それが可能になったならば、それはまさしく自己の未来を自分自身で選択していく行為ではないでしょうか。

自分自身で未来を切り開く、と言うと威風堂々たる様を想像させますが、その一歩は不格好で滑稽な、歪なメロディと拙いステップから始まるのかもしれません。そしてその懸命さゆえに、それはどこまでも感動的で、見る者の心を奪うのでしょう。

MILLENNIUM-斬-

ミレニアル世代(2000年代の初頭に成人を迎えた世代)の作家4名によるグループ展。
この世代は現代的な価値観への転換の契機となった世代だと言われています。そんな彼らが一つの場に集い、これまで培ってきた経験から生まれるそれぞれの表現や想いを作品に込めます。
これからの日本画の在り方を模索し、切磋琢磨する作家の共演をご覧ください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「矢吹多歌子」

日々の暮らしで自身が見たもの・接したものを切り取り、構成し、日常からほんの少しはみ出したものをテーマに制作するという矢吹多歌子。
猫たちの愛らしい仕草やコミカルな習性を瞬間的に切り取りとった作品は、単なる観察から得たものではなく、自身が愛猫家である矢吹と猫のパーソナルな関係から生み出された“匂い”や”温もり”が感じられるものとなっています。

JOKER

総勢25名の作家(日本画・洋画)が描くJOKERの絵札!!時にババ抜きのババとして、時に最強の切札として、秘めたる魅力をもつJOKERのカードを存分に楽しんで表現していただききます。
展覧会では、それぞれの作家が描いたJOKERと裏柄をプリントしたオリジナルトランプも販売いたします。(※限定 8個)
トランプの中でも特異な存在であるJOKERが、作家の創造性によって、より奥深く様々な意味を持ち合わせた魅惑の世界へ誘うことでしょう。

 

image:
オリジナルトランプ(絵柄)田端麻子「ババが来た」2021年、(裏柄)田端麻子「ババ抜き」2021年

田崎太郎

丸みのあるフォルムに不思議な文様を持つ愛らしい“いきもの”や機械のオブジェで創られるノスタルジックなセピアの世界。
陶芸家・田崎太郎のつくるオリジナリティあふれる物語のなかで息づく作品は、魔除けの精霊のごとく見る人の想像力を掻き立て、心を躍らせます。
熱狂的なファンやコレクターも多い田崎の靖山画廊での初個展となる本展での作品は、すべて手びねりの一点もの。
作家に命を吹き込まれた作品とその世界をぜひ会場にてご体感ください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「青木恵美子-Eternal-」

一筆一筆の集積が画面を形成するというコンセプトのもと、“イメージの無限の生成の場”として表現されたINFINITYシリーズ。絵具という材の積み重ねがグラデーションや陰影からなるリズムを生み出し、生命感に満ちた形態となって現れるのです。
FACE展2017でグランプリを受賞し、以降青木の代名詞となりつつある同シリーズより渾身の1点を展覧致します。

山城有未

銅版画家として知られる山城有未。本展ではメゾチントによるモノクロームの世界から抜け出した
油彩による新たな表現を展開します。
彼女の作風は、謎解きしたくなるような、どこか哲学的な印象を受けますが、油彩による表現からどのような世界がひろがりまた見えるのか。
作品はすべてSM(サムホール)サイズ。弊廊では7年ぶりの個展となる山城有未の新たな試みにどうぞご期待ください。

越智俊介

アナログとデジタルの技法を組み合わせ、自身のスタイルを模索する若き俊英、越智俊介。
現代的なモチーフを組み合わせ、社会に対して感じる違和感や不条理にユーモアを加えた作品を生み出します。
自己の非力を受け入れながらも社会に相対しようとする作品には、粗削りな皮肉が生み出す、不思議なおかしみと温かみが宿っています。
個人と社会の狭間で揺れる等身大の葛藤が、彼の作品の持つ魅力の源泉ではないでしょうか。
今回の個展では、自身と作品の原点を振り返り、これまでの道のりの集大成となる展示を試みます。ぜひご期待ください。

高見基秀 -三界の火宅を眺める-

展覧会のタイトルにもなっている「三界の火宅(さんがいのかたく)」とは仏教に由来する言葉で、逃れ得ない迷いと苦しみに満ちた私たちの生きる世界を指し、それを火に包まれた家に例えたものです。私たちは周囲を焼く炎に見て見ぬふりをして、火宅の中で遊び続けているのだといいます。この例えが示すように、私たちの日常生活では「死」に代表される負のファクターは丁寧に隔離され、目を逸らされています。

高見の作品はそれらを抉り出し、改めてスポットライトを当てたものに他なりません。
その筆致は極めて冷静で、淡々とただ真摯に現実の在り様を捉えようとする、気迫じみた誠実さが伝わってきます。

村中恵理

若手七宝作家を代表する村中恵理。靖山画廊では2度目の個展となります。本展では、銀箔や金箔を使用した四神をメインモチーフとした作品を中心に新作をご紹介致します。華やかで繊細優美な世界をぜひご覧下さい。

江本 創-この世の果ての森に棲む-

不思議な生き物たちをこの世に生み出す作家、江本創。その造形はリアリティとユーモアを高いレベルで両立し、好奇心を刺激します。精緻な作品たちは、妖しくもこれらの不思議な生き物が実在するかの如く居場所を探しています。

梶岡俊幸-夜のほとりに-

墨と鉛筆を用い、水面を描き続ける梶岡俊幸。幾重にも重ねられ描かれた作品は暗闇の中に照り輝く月明かり、風の匂い、水の流れや音が感じ取られる奥行きの深い作品です。本展はSEIZAN GALLERY New York、TOKYO凸を経て、靖山画廊での初個展となります。

祝迫芳郎

愛らしく表情豊かな動物たちが少年心をくすぐるバイクにまたがったり、甲冑に身を包んだりとユーモアたっぷりに精巧な技術で制作されています。祝迫芳郎の作品が多くの人の心を掴んで離さないのは、その仕草や装いが私たちの生活や習慣に身近だからでしょうか。

熊谷曜志

「個を重んじ、個の連なりによって空(くう)を成す」。これを日本特有の文化と解釈し日本絵画の本質と捉え、まだ見ぬ日本画の可能性の探究に全身全霊を傾ける熊谷曜志の作品をご紹介致します。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「海老原 暎−RED HOT CHILI PEPPERS−」

米軍による初めての本土爆撃のあった年に東京に生まれた海老原暎。幼少期から絵を描くのが好きで、来る日も来る日も身の回りのものを描き続け、家業の町工場を継いで思うように制作が出来ない時期も描くことへの渇望は衰えることは無かった。
自らモチーフを探すことは無く、「心の中に”ポチャン”と落ちてきた」ものを独自の感性で表現する海老原の時代や流行、性別の垣根を超えた作品をぜひご高覧ください。

安原成美

視線を吸い込む群青、日本画の持つ伝統的な美の要素を探求する安原成美の作品は、品格を備え凛とした美しさの中に奥行きのある広がりを感じさせます。靖山画廊での2度目の個展にご期待下さい。

門永哲郎 木鳥 Kotori-春-

生き物や自然が育む光景を見事に作品として昇華させた門永哲郎。それらを慈しむ眼差しから生まれた作品には物語性があり、まるで空気や温度までも感じさせるのです。近年海外からも注目されている彫刻家です。

Art Fair Tokyo 2021(まちゅまゆ/髙橋賢悟)

世界中に熱烈なファンを持つmachumaYu。この度100号の大作を発表致します。彼女の濃密な世界が大作にどう表現されるのか楽しみです。そして、現代美術家として昨年サザビーズ・ニューヨークオークションで高額落札され注目を浴びた髙橋賢悟の”現代のアダムとイブ”をご紹介致します

坪田純哉「水と宙」

自然が織りなす普遍的な現象を坪田独自の感性で描き上げ、日本画をリズミカルにかつモダンに表現しています。心地よい瑞々しさが鑑賞者の脈動とも静かに響きあうような、麗しい作品をご高覧下さい。

相場るい児「菊慈童(きくじどう)」

古代中国、魏の時代。菊の露を飲み不老不死になったという少年・慈童(じどう)が住む山の麓からは霊水が湧き、その水を飲んだものは皆、病気が治り長寿となったという説話をモチーフに陶芸家・相場るい児が幻想的な世界を繰り広げます。

山田翔太

アスリートであり陶芸家という異色の経歴を持つ山田翔太。茶道を通して独自の美学から生み出される作品は、触れる者の手に馴染み、日々の生活に溶け込むことを願って生み出されています。 温かみと爽やかさ、そして力強さを兼ね備えた作品をご紹介致します。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸   「ALBEN-TIME CAPSULE-」

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸では、作品そのものにフォーカスし、作家の渾身の1点を展示致します。
2021年の始まりを飾るのは、フランスの作家ALBEN(アルバン)。誰もが知る有名なアイコンを用いて、その中身を異なる要素で構成したユニークな作品をご紹介致します。

福田亨-ni-wa-

無着色の天然木を用いて象嵌や寄木といった伝統技法で作られる造形美の世界。
福田は自身の作品を 、「自然のワンシーンと、伝統工芸がもたらす空間美を一つにすることで、自然と共に生活を営む事を追求してきた日本人の感性を探る試み」だと言います。本展の副題”ni-wa” は、そのような自然と人間の営みの中間や両者の関係を指すニュアンスを含めて名付けられたものです。初個展から更なる成長を遂げた若き彫刻家・福田亨。是非この機会にご高覧ください。

靖山画廊&SEIZAN GALLERY TOKYO 凸「蟻のひと噛み」

「蟻のひと噛み巨象を倒す。」
個々では、小さな存在でも多くの力が集まればはるかに強大な力を持つものをも倒すことが出来る。どうにもならないと思えるような環境の中でも、知恵を絞り挑むことで世界を変えることが出来るという希望を表すこの言葉。
しかし、その挑むものと挑まれるものの関係性はどのようなものなのでしょうか。

信じる正義の下に立ち上がる者と立ちはだかる巨悪とされるものか。
憧れを持って追い続けた背中を追い越そうとする者と先駆者か。
そのひと噛みの後、口の中に広がるのは甘美な味わいなのか苦々しさか。

それぞれの作家が見つめ挑んだ世界で見える景色はあなたの心に何を映すのでしょうか。

青木惠

2017年の個展では鏡面のステンレス版を支持体に用い、斬新な表現の作品を発表した青木惠。
近年は作風に変化が見られ、どこまでも深く潜っていけるような奥行きを感じさせる黒い背景の中に、丁寧な描線で描かれた対象が浮かび上がるかのように配置された作品を多く制作しています。

それは真っ暗闇の中、目の前にふっと淡い燐光を帯びた動物や花々が現れたようにも錯覚させる、印象的な体験をもたらしてくれます。
これまでが外部の光を反射する鏡面を用いる作風だったのに対して、近年では光を内側から放つような作風となっており、非常に対称的な方向に「光」にまつわる表現を変化させてきたと見て取ることができます。
生物の持つ秘めた力強さやエネルギーを微かな光として表現した、作家の進化を感じる作品をご覧ください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「高見基秀-腥物を座視する-」

2019年のSEIZAN GALLERY NEW YORKでの個展以降、現地メディアやアート関係者からも注目を浴びる高見基秀。
「人の心にみる怖さの本質」をテーマに制作を続ける高見は、社会的な事象とそれに対峙する人間の距離感を描くことで鑑賞者に無関心から生まれる怖さを意識させます。
本展で高見が選んだモチーフは「ビッグマック」。そこに込められたメッセージをご体感ください。

山嵜雷蔵

山嵜雷蔵の描く風景は、「大きい」ではなく巨(おお)きいのです。
画面上の海や山は、ひとつの塊として莫大な質量を持ち、人の一生と一瞬が変わらぬ
ような遥かな時間の中にただ存在しています。
山嵜の作品は、普遍的なイメージを再構成し、その巨きさのもたらす畏怖の念を
より強く表現することに成功しています。
人の力では到底抗えない存在と対峙する、稀有な感性と技術を持つ作家の靖山画廊での初個展です。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「越智俊介-TEARS-」

新世代のセンスで現代社会のあり方を問う越智俊介。
本展では、いまだ全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症とその影響でオリンピック・パラリンピック史上初めての延期となった東京オリンピック2020を二つの“災害”としてとらえた「歴史に残る国難を記憶するための作品」を展示いたします。

吉水快聞展-観月-

仏師であり僧侶である彫刻家、吉水快聞。
東京藝術大学大学院で文化財保存学を学び博士号を取得。その後の活躍は目覚ましく、若き才能に誰もが期待を寄せる存在となりました。
吉水快聞の作品は、どれも静かで澄んだ空気の中に佇んでいる。
しかし、それは完全な静止ではなく、注意深く観察しないと見落としてしまうような、ごく小さな動きが宿っているのです。
小さな生き物が砂を踏む音、蓮の花がゆっくりと開く音。
そうしたあまりにも微細な存在に心を寄せて作られた作品を、微かな音に耳を澄ませるように、丁寧に味わってみてはいかがでしょうか。

靖山画廊&SEIZAN GALLERY TOKYO 凸「篠田教夫」

日本を代表する鉛筆細密画家、篠田教夫。その作品を初めて目にした時、
絵とも写真ともつかぬ緻密な画面に圧倒されるのではないでしょうか。
そうして画面全体に目を凝らしている内に、恐ろしい程の精密さと密度に
魅了されることでしょう。

篠田は独学で油絵を習得し、次第に鉛筆画へと移ります。
その過程にどれほどまでの熱量と時間を費やしたかは想像するに及びません。
篠田の作品は、単なる写実を超えて、一つの技術の極致に到達した人間の
圧縮された精神性そのものとも言えるでしょう。

本展では、新作や近年の作品を主軸に、過去の作品や資料を交え、
篠田の回顧展ともいうべき展示を行います。

また当画廊2階 SEIZAN GalleryTokyo 凸においても同会期にて作品を展覧致します。

勝田えみ -Then a strange thing happened-

国内の百貨店、アートフェアを中心に活躍してきた勝田えみ。
近年では海外からの関心も高く、中でも昨年のNYでの個展は非常に印象的なもので、
彼女の作品が世界からも注目を受ける先駆けとなりました。
勝田の作品の多くは、あどけなさの残る顔立ちに色鮮やかな衣装をまとった子供たち。
おめかしをしたように愛らしく、くっきりとして潤んだ目は見るものを釘付けにします。
しかし、その静かな表情は簡単に感情を推し量れるほど単純ではなく、複雑な胸中を
感じさせる強い意志を秘めているのです。
かわいいだけではない、精神性の高い作品たち。
そんな作品と対話をするように、じっくりとご覧ください。

石原 葉-Who-

私たちが何かを純粋に見るということは難しいことが多々あるかと思います。
知識や経験、価値観や思い込みによって出来たフィルターを通して、「ものの視え方」は人によって変容するからです。石原葉の作品はそんなフィルターを通して見た世界を表現しているのです。鑑賞者は二重に眼鏡を掛けたように、ぼやけた視界に戸惑うでしょう。しかし、その体験は誰もの視界にフィルターが存在することの再認識に繋がります。

2020年5月、コロナの影響で急遽、オンライン展示となった「石原 葉-Who-」を画廊にて開催いたします。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「梶岡俊幸-夜をこめて-」

梶岡の作品は水張りした麻紙の上に大胆な墨のタッチと細密に塗り込まれた鉛筆の線で幾層もの黒を重ねることで生まれる。

梶岡が現在のスタイルを意識しはじめたのは10代も終わりの頃。ある日の夜、川にかかる橋を渡る途中で、ふと水面を見下ろすと目の前が真っ暗になる感覚を憶えた。
自身の存在の不確かさを強く意識させられたその体験は、それまで日本画の空気感にあこがれ、花鳥風月など伝統的なモチーフを描いていた梶岡を、闇のなかに溶け込む光とぬくもりを描き続ける作家と変えた。

近年ニューヨーク、パリと活動の場を広げる梶岡の表現する静謐な生命の蠢きをご体感下さい。

HIROKAZU ICHII

我々の先祖は自然と共に生きる中で、人もまたその一部であるとして畏敬の念を抱いてきました。
一井の作品の根底にもそんな思いが通奏低音のように響いています。
自然の営みと切り離すことのできない人間の精神の姿を、木を依り代に彫刻という形で表現し、空間と彫刻、そして鑑賞者-これらが調和する神秘的な空間が現れます。

TAKAKO KIKUCHI 七宝×日本画

「七宝焼×日本画」という技法の珍しい組み合わせ。
七宝で表現された生き物の持つ光沢と透明感は、生命が放つ煌めきのようです。
また岩絵具で描かれた背景は、柔らかい空気感でそれを支えています。
菊地は「作品の中に小さな世界を築きたい」とし、二つの技法を一つの世界で共存させました。
期待の作家の初個展です、ぜひお立ち寄りください。

■靖山画廊オンラインストアでも出品作の一部をご紹介しております!
靖山画廊オンラインストアへはこちらから

ノグチミエコ –錬金術師の部屋–

ノグチミエコの代表作は地球から太陽系、天の川銀河…とスケールを増大し、宇宙の大規模構造までを掌に乗るガラス玉の中に閉じ込めてしまいます。
私たちが普段感覚する世界と宇宙の途方もない尺度の差の対比に、改めて「世界」と「自分」の認識が揺さぶられる、深遠な作品群にご注目下さい。

■靖山画廊オンラインストアでも出品作の一部をご紹介しております!
靖山画廊オンラインストアへはこちらから

 

中村鳳男

祖父に日本画家 中村岳陵をもち日本画家を目指す傍、京都大徳寺「芳春院」の住職に仕えた経験から善行精神のもと我々を良き方向に導く力を絵画に表現する、パワー溢れる縁起の良い作品です。光、水、雲、風に舞う鳳凰、龍など中村先生ならではの表現をぜひご覧くださいませ。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「門永哲郎」

自然の息づきを木で再現する彫刻家・門永哲郎は写真や絵画を経た後、30代で木彫をはじめました。
本来の仕事の傍ら制作を続けていたため、展示会で作品を発表する機会は限られていたにもかかわらず、生き生きとした鳥の作品は他の作家から別の作家にその評判が伝わり、現在では知る人ぞ知る作家として高い評価を受けています。
対象の姿形だけでなく、その生命の営みをしぐさや表情の中に”正確”に彫りだす作品をぜひご高覧ください。

Online Exhibition「神頼み ー除災招福ー」

新型コロナウイルスによって世界中が大変な状況になっているなか、SNS上で豊作や疫病を予言しその姿を描いた絵で除災出来るといわれているアマビエをモチーフにした作品を発表し疫病退散を願う人が増えています。

アマビエの出現を伝える瓦版。 弘化3年4月中旬(1846年5月上旬、江戸時代後期)刊行。木版画。京都大学所有、京都大学附属図書館収蔵。(Wikipediaより)

アマビエの出現を伝える瓦版。 弘化3年4月中旬(1846年5月上旬、江戸時代後期)刊行。木版画。京都大学所有、京都大学附属図書館収蔵。(Wikipediaより)

このような事から、古の神話や伝説がごく自然に現代の日本に生きる人々の心に根付いている事を感じ、また先行きが見えず誰もが不安を抱えている今、神様や妖怪など人知を超える存在に頼ってもいいのではないかとグループ展「神頼み:除災招福」を弊社ニューヨークギャラリーと共にオンラインにて開催する事を急遽決定いたしました。

アマビエ・白澤など、ご利益のある神様や妖怪などをモチーフにした作品を皆様にお楽しみいただけるよう、弊社ウェブサイト及びFacebookアルバムページにてご紹介いたします(※)。

自分たちに出来る事を模索し行動に移していく。弊社の考えに賛同いただき、急な依頼を快諾くださった作家の皆様に御礼申し上げると共に前向きに希望を持ってこの苦しい時期を乗り越えたいと思います。

※完成した作品から、順次掲載となります。

 

 

 

Online Exhibition「神頼み ー除災招福ー」寄付のご報告

本展示の売り上げから、215,000円を新型コロナウイルス感染症対策活動支援の為に
国境なき医師団(国境なき医師団HP)に寄付いたしましたのでご報告いたします。

日々、新型コロナウイルスの感染症対策に従事する医療従事者の方々への一助になれば幸いです。一刻も早くこの事態が収束し平常な日が戻ることを心より願っております。

 

Online Exhibition「石原 葉-Who-」

私たちが何かを純粋に見るということは難しいことが多々あるかと思います。
知識や経験、価値観や思い込みによって出来たフィルターを通して、「ものの視え方」は人によって変容するからです。石原葉の作品はそんなフィルターを通して見た世界を表現しているのです。鑑賞者は二重に眼鏡を掛けたように、ぼやけた視界に戸惑うでしょう。しかし、その体験は誰もの視界にフィルターが存在することの再認識に繋がります。

Online Exhibition「相場るい児 陶展 -LOTUS-」

相場の手による生き物たちはどこか奇妙であるものの、彼らは愛嬌のある悪戯っ子のようでもあり、茶目っ気たっぷりのその姿には心を奪われてしまいます。
誰もいない暗がりで輪になって踊り出す…、そんな想像力を掻き立てる陶芸作品です。
どうぞご期待ください。

吉野美奈子 -Lovers-

ニューヨークを拠点に世界で活動する芸術家、吉野美奈子。
都市計画に携るモニュメントも数多く手がけており、NYでは代表作「Lovers」が設置され注目を集めました。

2020年には、作家の故郷、富山県にも日本初の「Lovers」が設置されます。
彼女の作品はメッセージ性を備え、時を超えて人々に「調和とつながり」を伝え続けています。

空間に溶け込み、その場を絵画のように一変させる作品は多くの人に愛される存在です。
今展では、大理石の彫刻をはじめ「Lovers」に至る様々な作品を展示いたします。

2020年3月21日に行われた 富山駅北口モニュメント「ラバーズ」除幕式の様子はこちらから!!
https://www.youtube.com/watch?v=tJ_NiTMKQAE

ART FAIR TOKYO 2020(熊谷曜志/髙橋賢悟)

熊谷曜志

流動するもの-水や煙、空気を熊谷曜志が描く時、
瞬間的な点の時間ではなく、長さを持った線の時間が画面に切り取られます。
鑑賞者は画面内のモチーフがどう変化していくか、脳裏にありありと思い浮かべることができるでしょう。
卓越した描写力が可能にした、静かな緊張感に満ちた作品をご高覧下さい。
また、超絶技巧の現代アート作家、髙橋賢悟の新作も併せてご紹介します。

髙橋賢悟

毎年アートフェアにてコンセプチュアルな作品を発表している髙橋賢悟。
アルミニウムの精密鋳造でみせる金属の独特の表情は、崇高なまでに美しく、素材の冷たさに反して内側から放たれる熱量は、他を圧倒する強さを纏っています。今年の作品は現代へのメッセージとともに新作を発表いたします。

掲載画像はイメージです。

VALENTIJN VANMEIRHAEGHE

ベルギー出身の鋳金作家 VALENTIJN VANMEIRHAEGHE(バレンタイン バンメールハーヘ)は金属着彩のスペシャリストです。
具象から抽象的な作品まで、モチーフは多岐に渡りますが、シンプルな造形の滑らかな表面に施される着色は金属光沢や風合いと合わさり、豊かな表情を見せてくれます。
今回は造形化ならではのドローイングも併せて展示いたします。

八嶋洋平 -Wave hands-

チープで大量生産が可能なプラスチック製の人形たち。
その存在の軽さとは対照的に、彼らが私たちの似姿である実感は鉛のように鑑賞者に重く圧し掛かってきます。
しかしながら、必死な彼らの姿に励まされる様な思いもまた存在するのです。
上野の森美術館での個展との同時開催、ぜひご高覧ください。

Song Yeonjoo-Memory of the sense of sea 2020-

「Memory of sense of sea」-直訳で「海の感覚の記憶」と銘打たれた作品達は作家の海中での体験を基に制作されています。
波間の光、魚の銀鱗、泡、水底の青…。
単なる海中の景色の描写とは一線を画す、海に潜る感覚の再現が繰り広げられます。
息継ぎの心配はせず、息を呑むほどの海中体験をお楽しみ下さい。

藤田嗣治

「地球を三周した」という言葉通り、藤田は激動の時代と共に世界を渡り、各地で創作に励み、81歳で亡くなる数年前まで絵筆を握っていました。
奇抜な身なりに反して作風は実に優美ですが、それらは自身を知らしめるため当時の風潮を読み、計算の下に生まれた物でした。
そんな慧眼を持った作家、藤田嗣治の作品を展示いたします。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「奈良美智」

1959 青森県弘前市に生まれる。
1978 青森県立弘前高等学校卒業後、上京。
1987 愛知県立芸術大学大学院修士課程修了
1988 ドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学する。在学中はミヒャエル・ブーテ やA.R.ペ
ンクのクラスに属す。
1994 アカデミー終了後、ケルンに移り住む。2000年の帰国まで続くケルン時代は多作な時期で、代 表的な奈
良のイメージとして知られる挑戦的な眼差しの子どもの絵もこの頃頻繁に描かれた。ま た、この間、日本
やヨーロッパでの個展の機会が増え、しだいにその活動に注目が集まる。
2000 12年間におよぶドイツでの生活に終止符を打ち、帰国。翌年、新作の絵画やドローイング、立 体作品に
よる国内初の本格的な個展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」が横浜美術館を 皮切りに国内5ヵ
所を巡回した。いずれの会場でも驚異的な入場者数を記録し、美術界の話題を さらった。特に作家の出身
地である弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で行われた同展は、延べ4600名 にのぼるボランティアにより運営さ
れたもので、市民の主体的な関わりと参画の規模の大きさに おいて、展覧会の歴史上画期的なものとなっ
た。
2003 クリーブランド現代美術館など米国内5ヵ所で1997年以後の作品による個展「Nothing Ever
Happens」が開催される。この頃に出会った大阪のクリエイティブ・ユニットgrafとの協働に より、廃
材を用いた小屋を中心に展示空間を構成するインスタレーション的な性格の強い作品が 増え始める。
2006年に青森県弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で開催された「A to Z」展は、そのシ リーズの集大成といえ
るもので、大小約30軒の小屋の内外に奈良自身や彼と交遊のあるアーテ ィストたちの作品を点在させた
会場は、さながら一つの街並みのような様相を呈した。
2010年から翌年にかけて、ニューヨークのアジア・ソサエティ美術館で行われた大規模な個展「Nobody’s Fool」も好評を得、同館での過去最多の入場者数を記録した。2010年に奈良は、米文化に貢献した外国出身者をたたえるニューヨーク国際センター賞を受賞。
その他、東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館(アメリカ)など、国内外の多くの美術館に作品が収蔵されている。

Basquiat & Banksy

1980年代に活躍した夭折の天才、ジャン=ミシェル・バスキア。
現在世界的な注目を集めるストリートアーティスト、バンクシー。
今展では、今のアートシーンを象徴する2名のアーティストの版画作品を展示致します。日本では目にすることの少ない貴重な作品を是非この機会にご覧ください。

SEIZAN GALLERY TOKYO 凸    「浅井康宏」

作品そのものにフォーカスした展示で作家の渾身の一点をご紹介するために2019年12月6日(金)にSEIZAN Galleryの新規ギャラリースペース「SEIZAN Gallery Tokyo 凸」が開廊。

オープニング企画展では、漆芸作家・浅井康宏氏のをご紹介いたします。

たいせつなもの展 -Ah/Un -

新元号「令和」を迎え、初となるたいせつなもの展のテーマは「Ah・Un」。
阿吽という言葉は、一つの呼吸や相対する二物、果ては宇宙の諸物一切までを意味する、非常に射程範囲の広い言葉です。
物事の始まりと終わりを表す言葉でもあり、新しい時代を迎える今回の題材に相応しく思います。
美術表現では阿形・吽形の双形が馴染み深く、伝統的に扱われてきました。
この深遠なテーマから、現代の作家たちは果たしてどんなイメージを汲み上げるのでしょうか。50名以上の作家がこの難題に挑みます、是非ご高覧ください。

ザ・レッド -女-

前回に引き続き、今回も分けた会期をそれぞれ「男」「女」と銘打っています。
「男」と「女」、ヒトという生物の最も根源的な分別の一つで線を引くことで、
その表現は何が異なり、何が同じなのか。「赤」という生命の色を背景に、両性の持つ輝きを見出します。

Akie展

自然の石の形はそのままに、そこに宿る魂に向き合うように筆を入れるAkie。
感じたイメージから生き物の生態や特徴を調べ上げ、細やかに生命を吹き込む作業には、今日まで連綿と存在する壮大な宇宙の欠片へのリスペクトが込められています。靖山画廊初個展となるAkieの渾身のアートワークをお届けします。

ザ・レッド -男-

2017年の「ザ・レッド」に続く第2弾。今回も会期を2回に分けてお贈りいたします。
前回は日本画作家に限定していましたが、今回は洋画、立体作家も加わり、幅広い表現で「赤」という色をテーマに扱います。画面上や空間に立ち表れては情動を揺さぶる、「赤」の表現をお楽しみ下さい。

ハタユキコ -夏の亡霊-

ハタユキコの作品が捉えるのは一貫して「現代日本」、私たちが所属する社会の在り様です。作品の根底には、作家が社会に対して感じた疎外感や猜疑心が存在しています。そんな社会を底抜けに明るい極彩色で描くことで、「呪う」のではなく「祝う」。それは個人が社会と向き合おうと格闘した痕跡にほかならず、その姿が私たちの琴線に触れるのではないでしょうか。

亀井潤 − 第一陣 着陣 –

室町時代から江戸時代にかけて作られた短編物語集「御伽草子」に発想を得て、「御伽人形」と名付けられた作品たち。肌の色、質感まで拘り抜いた人形は、どこまでも妖しく、観る者の想像力を掻き立て胸をざわつかせます。亀井が仕掛ける妖艶な誘いにぜひ一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

Hyemi Cho

NYを拠点に活動するHyemi Cho。幼少期より抱える“存在の問い”はHyemiにとって大きく根源的なものであり、その問いに答える為の手段として絵を描き続けています。日々の生活で直面する様々なカオスや、モヤモヤした気持を表現することで未だ見えぬ何かを掴もうとしているのかもしれません。型破りなイマジネーションとブラックユーモアから繰り出される作品世界をお楽しみください。

ツジモトコウキ-刻々

靖山画廊では3年振りとなるツジモトコウキによる個展。作品には色彩の持つ熱量がほとばしり、周囲の空間さえ鮮烈に染め上げるようです。
極彩色の世界に描かれるのは吉兆を告げる動物達。世に幸あれと願う祈りが、力強い姿をもって躍動します。
成長著しい気鋭の作家が見せる、確かな進化にご期待ください。

machumaYu

孤独、絶望、希望、喜び…心の奥にある不安定で曖昧な世界を、子供や動物の姿を借りて描くまちゅまゆ。
福岡を拠点に発表を重ねてきましたが、2010年より東京でも精力的に活動し、
作品が魅せるダークでどこか温かいまちゅまゆワールドが圧倒的な支持を集めています。

-同時開催-
「画廊の夜会 | GINZA ART NIGHT 2019」
銀座5丁目~8丁目(東京都中央区)の24 画廊が夕方から夜にかけて一斉に開廊し、それぞれ多彩な展覧会でおもてなしを致します。夜の銀座で自由に画廊巡りをお楽しみください。

開催日:5月31日(金)17:00-21:00
参加費:無料 ※事前申し込みは不要です
主催: 銀座ギャラリーズ/東京アート&ライブシティ構想実行委員会/文化庁
http://ginza-galleries.com/yakai.html

 

大矢真嗣 日本画展

伝統的な日本画の技法を用いて描き出される金魚や鯉、四季折々の花々。
画面に立ち現れるモチーフは、奥ゆかしく気品を纏う佇まいで鑑賞者の目を奪い、風に水面に揺れ動き粛々と流れ続ける様は、留まることのない季の移ろいを感じさせます。
命の静かな煌きを魅せる日本画家、大矢真嗣の本領をご覧ください。

島田沙菜美展

どこかに想いを馳せるような儚げな女性を描いたかと思えば、妖艶な色香を漂わせる女性を描くなど、心の機微に触れる作品を数多く発表する島田沙菜美。近年画家としての振り幅が広がり、その伸び代に大いに期待したい若き女流画家。

塩崎顕 日本画展

動物や空想上のいきものを諧謔を交えた独自の観点で描く塩崎顕。近年は葛飾北斎を意識した作品やMARVELとのコラボレーション作品等、日本画家としの幅を益々広げています。百貨店はじめ様々な展示で人気を博す塩崎氏、靖山画廊での個展は2012年以来実に7年ぶりとなります。ぜひご期待ください。

ART FAIR TOKYO 2019(覚の会-Mission Peace-/髙橋賢悟)

東京藝術大学大学院の文化保存学を学んだ日本画家と彫刻家のコラボレーションによる稀有な展覧会。2013年の靖山画廊、2014年の東京都美術館での発表を経て第四回目となる今展は、アートフェア東京に舞台を移し、世界平和をテーマにかかげ、10名の作家がそれぞれの想いをミサイル≠攻撃→平和作戦として作品に表現しました。平和を願う作家たちの渾身のインスタレーションを展開します。
また、昨年に引き続き髙橋賢悟も渾身の一作を発表します。

※髙橋賢悟掲載作品はイメージです。出品されるものとは異なります。

福田亨 展

伝統装飾技法の木象嵌を立体彫刻へ応用し「立体木象嵌」という新たなジャンルを生み出した福田亨。
木が本来持つ色味や質感を活かすために無着色の天然木のみから生み出された作品は、自然への深い洞察力と精緻な技術で見る人の目をひきつけると同時に、生き物の生命感や儚さ、命の尊さを感じさせます。この展示は福田亨の靖山画廊での初個展となります。

熊谷曜志 日本画展

2017年に靖山画廊で初個展を開催し、注目を集めた熊谷曜志。今回二度目の個展では、物語絵…とでも云おうか、人物と生物が織りなす御伽の世界をメインに展開します。技術に拘り、日本画の本質を問いつづける作家の魅惑の世界をご覧ください。

江本創展

大航海時代、西欧諸国では生物標本をはじめとした数々の珍品が集められ、「驚異の部屋」と呼ばれる収蔵室が各地で作られました。
江本創の作品は人々の未知に対する好奇心が満ちていた、そんな時代を思い起こさせてくれます。巧みな造形によって生み出される未だ知らぬ生き物達。
胸踊る、現代の「驚異の部屋」をお楽しみください。

相場るい児陶展 -蜃気楼-

ときに妖しく、ときにユーモラス。いちど見た人の記憶につよく残る作品を精力的に作り続ける陶芸作家 相場るい児。仕掛けられた“からくり”にひそむ不思議の世界を楽しむものから、相場ならではの“用の美”をかたちにしたものなど、数々の作品をご紹介いたします。
「相場ワールド」とも称される非日常の世界を、ぜひご体感ください。

※本展では、明治銀座カリー25周年企画とのコラボレーション作品も展示販売されます。

https://www.meiji.co.jp/foods/curry/ginza/megourmet/ (明治銀座カリー・銀座ぐるめチラシ)

https://youtu.be/keQi50MSCBQ (明治銀座カリー・銀座ぐるめYoutube)

 

「たいせつなもの展-平成-」

記念すべき第10回目を迎える。
今回のテーマは「平成」!!
来年の今頃はすでに新たな年号が時代に刻まれはじめています。
明治、大正、昭和と、各時代がそれを象徴する出来事を持つように、「平成」は一体どのような時代として私たちの記憶に留められるのでしょうか。
そして、感受性豊かな作家たちは「平成」に何を想い、新たな幕開けを待つのでしょうか・・・
多様な表現の中に生まれる時代の足跡を、じっくりとお楽しみください。

江戸木版画deウルトラマン

世界的に人気のあるウルトラマンの中から3種のキャラクターを伝統手摺り木版画で制作し発表いたします。
浮世絵版画にみられる、ぼかし擦り、きら擦り、から擦り等の特別な技を駆使し、大人のインテリアとしてお楽しみいただけるよう、古くから日本の生活様式に溶け込んだ”短冊”という形状に仕立てます。
短冊を納める軸装、額装にも日本の工芸品の粋を集め、これまでにない新しい感覚で披露いたします。

※会期中の販売は行いませんが、来年1月末以降販売予約をお受付いたします。ご興味のある方は、靖山画廊までお問い合わせください。

 

髙橋浩規 日本画展「とある花日和、山模様。」

伝統的な花鳥風月を軽やかなタッチでチャーミングに描き上げる日本画家、髙橋浩規。
デザイン感覚にも優れ、モチーフの配置や自然光の描写にも作家のセンスが光ります。
佐藤美術館での高橋浩規展開催決定に伴い、靖山画廊でも個展を同時開催致します。

 

髙橋浩規 日本画展「とある山日和、花模様。」
11/13(火)〜12/21(金)

佐藤美術館   http://sato-museum.la.coocan.jp/
作家HP   https://www.takahashihiroki.net/


銀の雫 -破-

構想から5年を経て実現した一昨年の「銀の雫 -序-」に続く第2弾。
技術、独創性、全てを兼ね備えた選ばれし作家のみが展示を許された究極の展覧会。銀の雫の滴りが、現代の美術に一石を投じ、力強く鮮やかな波紋となって広がることを期待します。

草間彌生展

日本を代表する現代アート作家として、世界的に高い評価を受ける草間彌生。
代表的なモチーフであるかぼちゃを用いた作品の他、貴重なオリジナル版画、約20点をご紹介いたします。

鈴木千晶展

羊毛フェルトを用いた創作人形作家、鈴木千晶の靖山画廊 3 年ぶりの個展。

作品ひとつひとつが異なる感情を持ち、個々の性格、内面性が、

表情や些細な仕草の中に表出されます。

卓越した技術から生み出される、温もりに満ちた作品たちに惹き込まれることでしょう。

平良志季展

若手女流画家として人気の平良志季。

個性的な妖怪のモチーフで知られ、画面の中には人間味溢れる物語が展開されます。

繊細な筆捌きで絹本を巧みに生かす技術にも注目です。

現代にこそ、あらためて見直されるべき妖怪の世界がそこにあります。

〈特別チャリティ企画〉Be Loved 大木しのぶ × heureux-chouchou -愛しき家族-

ペット産業の増加に伴い、動物たちの命が軽んじられ、傷つけられる悲しい現状があります。
人間都合主義ではなく、長い歴史を共存してきた仲間として、家族として愛し、慈しむ心を共有したいと願います。
今回の特別企画を通して動物の保護、福祉活動への一助となれば幸いです。

 

チャリティー企画と募金結果のご報告

2018年10月14日(日)に開催されたチャリティーオークションの落札総額と弊廊にて実施させていただいておりました募金で皆さまより総計162,543円をお預かりいたしました。

下記のとおり、詳細結果をご報告させていただくとともにご協力いただきました多くの皆様方に心より感謝申し上げます。

チャリティーオークション売上金 84,400円、募金箱合計 78,143円

上記売上金は動物保護活動支援のために寄付させていただきました。
*昨日まで掲示させて頂いておりました寄付先と寄付金の内訳につき変更がございました旨、
どうぞご了承くださいませ。

・アニマルドネーション/Public Interest Incorporated Association Animal Donation
代表 西平衣里 様/ Representative Director Eri Nishihira
に30,000円

・保護猫の家arigato/adoption&catcafe arigato
代表 藤村晃子 様/Akiko Fujimura
に30,000円

・「ドッグ シェルター/Dog Shelter」様
に69,420円

・「Save the Dog」様
に33,123円

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YIGAL OZERI -Daydream-

ニューヨークを拠点に活動を続けるイスラエル人作家イガル・オゼリ。
ホイットニー美術館などで作品が収蔵されるオゼリ氏が、靖山画廊で初の個展を開催致します。
美しく表現された女性像と光の写実をぜひご覧ください。

小林範之 展

この度、靖山画廊では「小林範之 展」を開催いたします。
小林独特の絹糸のような透明感のある線はどのように生み出されるのか。。。
絶妙に織り重なる幾つもの線は、動植物の外郭、筋骨、繊維をなぞり、神々しくも、儚く優美な生命を和紙の上に宿します。
小林の描き出す、躍動的で気品を備えた猛獣、鳥類、花々、風景は、まさに強靭な集中力の賜物と言えるでしょう。
若手実力派作家の靖山画廊初個展を是非ともご高覧くださいませ。

安原 成美展

淡く柔らかな色彩とそこはかとなく漂う生命の息吹。
静寂の中に力強さが感じられる安原成美の日本画の世界をご高覧ください。

銀座ギャラリーズ「画廊の夜会」(5月25日(金)17:00-21:00)参加企画です。

和魂 Nikitama

このたび靖山画廊と酒井京清堂にて、日本画男性作家によるグループ展「和魂」を開催致します。
和魂の精神を全うすべく、絵力のみで観るものを魅了する真の日本画とはいかなるものなのか・・・。
毎年一人、美術界に影響力のある作家をお招きします。
記念すべき第一弾目のゲストは福井江太郎先生です。
日本画界を背負う男達の真剣勝負!
ぜひご期待ください。

いちご茶会

一昨年の妖怪茶席に続く靖山画廊の特別企画、「いちご茶会」を開催いたします。
いちごの魅力にとりつかれたのか昨年末の「たいせつなもの展」のテーマも『いちご』でした・・・。

本展では相場るい児、依田淳子、村井裕美子などの作家によるお道具等を展覧するほか、
お茶席では萬年堂のスペシャルな和菓子と平良志季の作品による扇子をご用意しております。
また、実際にお道具を使用して皆様に体験いただけます。
ぜひ、ご参加くださいませ。

武田 裕子展 -花見ルところ-

繊細で豊かな線が織りなす柔らかな世界。
金、銀箔を絶妙に配しながら滋味溢れる作品を描く一方、ほぼ墨のみで描く作品も手掛け、若き女流画家として注目を集める武田裕子。
本展では横幅3m余りの大作をはじめ、梅や桜など春の花鳥画を中心に展覧いたします。
ぜひ、ご高覧ください。

楊 紹良 –Memories–

楊紹良の超写実世界。
写真と見紛うばかりの肌の質感、瞳に写り込む光、柔らかな髪。
一切の妥協を知らない作家の魂の作品をご高覧ください。

-李梵- 相場 るい児 陶展

靖山画廊では「-李梵- 相場るい児 陶展」を開催いたします。
妖しげな佇まいの中にある愛らしさと、遊び心溢れる巧妙な仕掛け。
小さなモチーフに注ぎ込まれた情熱が形となり、唯一無二の作品世界へと昇華しています。
是非、ご高覧くださいませ。

-染色- 瀬藤貴史 展

工芸の世界で異彩を放つ瀬藤貴史の初個展。
伝統的な染めの技法を踏襲し、その継承に力を注ぎながらも、
更なる可能性を探求し、挑戦し続ける若き染織家。
独自の観点で紡ぐ新たな染色の世界にどうぞご期待ください。

 

青木恵美子 展

鮮やかな色彩とマチエールがひときわ目を引く青木恵美子。
抽象表現でみせる純粋な世界と色彩が共鳴しあう時、静かに、力強く、青木の画面はエネルギーを放ちます。
靖山画廊では初となる本展をご高覧くださいますようご案内申し上げます。

金澤 隆 日本画展

精緻な筆致で迷い無く描かれる鳥や虎などの動物たち。
躍動感溢れる姿、そこに広がる静謐な世界が観るものを魅了する金澤隆の日本画にご期待ください。

たいせつなもの展 -いちご-

靖山画廊にて毎年恒例の「たいせつなもの展」を開催いたします。
第9回目を迎える今年のテーマは「いちご」。
日本画・洋画・版画・立体とジャンルを超えた、総勢約50名の作家による豪華饗宴。
ベテラン人気作家から新進気鋭の若手作家までの作品が一堂に会するのはこの機会だけです!!

甘酸っぱく、香り豊かないちごから膨らむ作家たちの妄想?!
多彩で個性的な表現世界にどうぞご期待ください。

銀座ギャラリーズ「Xmas Art Festa 2017」(12月8日~16日)参加企画。

-画集発刊記念- まちゅまゆ 展

「−画集発刊記念− まちゅまゆ展」トークイベント開催!

日程:2017年11月20日(月)18:00-18:20

出演:まちゅまゆ×靖山画廊代表山田聖子

会場:靖山画廊

※トークイベント終了後、オープニングレセプションとなります。

 

孤独、絶望、希望、喜び。
心の奥底に眠る複雑で不安定な感情を、子供や動物の姿を借りて描き出す。
優しく寄り添い、灯をともす、まちゅまゆの世界へ。

まちゅまゆ初の作品集「COCON NOIR -黒い繭-」(求龍堂)発刊記念展。

是非とも、ご高覧くださいますよう、ご案内申し上げます。

熊谷曜志 日本画展

この度、靖山画廊では「熊谷曜志 日本画展」を開催いたします。
卓越した技術は然ることながら、生命の本質に正面から向き合う作家の探求心が、描かれるモチーフに詩情性や物語性を持たせます。
グループ展等でこれまでに出品した数々の作品は、ほぼすべてが売約となり、今、最も勢いのある若手日本画家の一人に数えられるでしょう。
「ようやく思い通りの作品が描けるようになった」と自負する熊谷曜志が満を持して、靖山画廊で初個展を開催いたします。
是非ともご高覧下さいますようご案内申し上げます。

青木 惠 日本画展 ~花に寄せて~

心象風景を花によせて…。

鏡面に写る自分を重ねるようにステンレス板に岩絵具やアクリル絵具を用いて描く新たな表現を試みます。青木自身の物事と対峙する様々な感情をどのように再生するのか。

桜花賞(郷さくら美術館)2016年、2017年連続受賞。

和紙でも、絹本でもなく金属板にアクリル絵具と岩絵具で描く新たな日本画表現。色鮮やかに描かれる花々だけでなく、その質感にも注目です。

2年連続で桜花賞を受賞した実力派日本画家による靖山画廊での個展を、是非ともご高覧いただきたくご案内申し上げます。

ワタべカズ 展

この度、靖山画廊では「ワタべ カズ 展」を開催いたします。
昨年の「アートフェア東京2016」に出展するや、国内外から高い注目を集め、作品は完売を記録しました。
多くのファンを獲得した気鋭の若手作家ワタべカズの個展を1年半ぶりに開催いたします。

現代人の孤独や葛藤を、可愛らしく不思議な生きモノで描き出すワタべカズ。
彼らは何処を見つめ、何を想うのでしょうか。
靖山画廊では、ワタべカズの新作20余点からなる個展を開催いたします。
待望の新作絵画展を是非ともご高覧下さいますようご案内申し上げます。

中島敦子 漆展

日常使いできる乾漆の器や小物から、白蝶貝に箔を施した飾り皿まで、熟練した確かな技術と独特のセンスから生み出された、幅広い作品の数々をご紹介いたします。
自由な発想から繰り出される中島敦子のワザをご覧下さい。

伴 清一郎 新作展

伴清一郎ほど画廊泣かせな画家を見たことがない。
酒とタバコをこよなく愛し、大事なときに音信不通になる。
破天荒な画家像を地で行く男。

ただ・・・
作品は実に素晴らしい!!(by 店主)

亀井潤 作品展

妖しく艶めかしい人形を手がける亀井潤。
それらは、おとぎ話の一場面に立ち会ったかのように物語的でありながら、特定の物語を持たない。
すべてが観る者に委ねられた、魅惑的な人形の世界をお楽しみください。

当展覧会に合わせ、平良志季先生にも一点新作をご出品頂いております。
亀井先生の人形世界に溶け込んだ、平良先生の妖怪作品もあわせてお楽しみくださいませ。

ザ・レッド-女-

2017年上半期の最後を飾るグループ展「ザ・レッド」。
テーマはずばり「赤」。

人間の強い感情や生命に宿るエネルギーを象徴する「赤」を、
各作家はどのように捉え、表現するのでしょうか。

前半の「ザ・レッド-男-」(5月26日~6月7日)に続く第二弾!!

実力派女性作家5名の描きだす「赤」の世界を存分にお楽しみください!

ザ・レッド -男-

2017年下半期の最後を飾るグループ展「ザ・レッド」。
テーマはずばり「赤」。

人間の強い感情や生命に宿るエネルギーを象徴する「赤」を、
各作家はどのように捉え、表現するのでしょうか。

会期は2期に分かれ、前半が「ザ・レッド-男-」(5月26日~6月7日)、後半に「ザ・レッド-女-」(6月9日~21日)。

実力派男性作家5名の描きだす「赤」の世界を存分にお楽しみください!

※本展は「銀座 画廊の夜会2017」参加企画です。

花輪 奈穂 写真展

何気ない日常の瞬間を撮影しつづける花輪奈穂。
写真を透過する素材にプリントし、
複数枚をレイヤー状に配置した立体作品を発表します。
普段、視界の端にこぼれる映像が幾重にも重なり合うことで、
新たな記憶のイメージとして立ち現われます。

山田宴三 個展

「虹の絵」。新たな認識のリアリズム絵画へ。

上海在住、山田宴三氏による靖山画廊での初個展です。
「虹はプリズムの原理で光を分解してできます。太陽の光には無限の色が折りたたまれていて、それが顕在化して虹になるように考えると、瞬間を分解することで、その時、そこで起きた出来事に折りたたまれていたコトを顕在化させそれを描くので、虹の絵と名づけました。」(山田宴三)

鹿嶋裕一 作品展 -銀座-

鹿嶋裕一は身近な「街」の風景を描きます。
色調を抑えた景色は個性を失い、「街」を構成するアイコンの集合体となります。
歪んだ画面に現れるのは、既知のものからなる未知の風景。
「初めて見るのに懐かしい景色」。
記憶と共鳴する絵画体験を油彩画と木版画でお楽しみください。

今回の企画展はギャラリーゴトウさんとの2画廊同時開催です。
ギャラリーゴトウさんでは「鹿嶋裕一 作品展 -さくらと風景-」と題して開催いたします。

Art Fair Tokyo 2017 (池尻育志 洋画展/丹野徹 写真展)

今年もArt Fair Tokyoに出展いたします。
「池尻育志 洋画展」と「丹野徹 写真展」の二本立て!
東京国際フォーラム会場内〈N07〉ブースに是非ともお立ち寄りくださいませ。

――――――AFT東京2017―――――――
会期/3月17日(金)13:00-20:00
3月18日(土)11:00-20:00
3月19日(日)10:30-17:00
※最終入場は各日終了30分前まで
会場/東京国際フォーラム ホールE&ロビーギャラリー(靖山画廊ブース:N07)
(東京都千代田区丸の内 3-5-1)

相場るい児 陶展-春日狂想-

日本や中国の説話に着想を得た遊び心溢れる世界観はじつに奇妙で面白い。
時に絡繰りを駆使して作られる緻密で複雑な作品には、様々な童子や小動物がうごめき、妙々たる世界に私たちを誘う。
「春となり蠢く生き物たちに思いをはせ、香炉、水滴、器、根付などを制作しました。」(相場るい児)

宋知恩 日本画展

東京藝大で文化財保存学博士号をもつ、ソウル出身の若手女流画家、宋知恩による靖山画廊初個展。
日本画の素材を個性的に用い、ピエロや子供、動植物等を描きます。
可愛らしく華やかなイメージの裏には人間の抱く悩みや不安、郷愁も透けてくるようです。

村中恵理 七宝展

村中恵理、満を持しての初個展。
神使としての動物を主題とする七宝作品を中心に発表いたします。
「人々は願いを叶えるため、神様仏様に祈ると共にその神の使いである動物達に祈ってきた。神使である動物達は今も人の傍らにあり、人の行いを見守っている。我々の行いは常に見られているのである。」(村中恵理)

覚の会

日本の未来の美術を担う若手作家(日本画・彫刻・工芸〈染織〉)のコラボレーションによる貴重な展覧会です。
東京藝大大学院の文化財保存学で古典を学び、確かな技術と独自の感性で創作した美の成果を披露いたします。
2014年の東京都美術館での展示につづく第3回目。

たいせつなもの展 ーアイドルー

毎年恒例の「たいせつなもの展」も今年で第8回目。

今回のテーマは「アイドル」!!
憧れのものへのオマージュなのか・・・
若かりし頃に夢中で追いかけたものなのか・・・
「アイドル」から生み出される作品を通して作家たちの思考回路を垣間見ることができるかもしれません。
またそこに宿る普遍的な何かに気付かされるかもしれません。

注目の若手作家からベテラン作家まで、総勢約50名の多彩な顔ぶれで繰り広げる「たいせつなもの展」を是非ともお楽しみ下さいませ!!

葛飾北斎 木版画展

近年のジャポニスム文化を牽引する存在となった葛飾北斎の世界。
この度すみだ北斎美術館の開館にあわせ当ギャラリーで「葛飾北斎 木版画展」を開催致します。
洒脱でユーモア溢れる北斎の世界を気軽にお楽しみ頂けますよう、関連する書籍等も取り揃え、より身近に北斎の世界をご紹介致します。
貴重なオリジナル作品は、是非すみだ北斎美術館で!

奥村晃史展!! -REMIX-

身近な動物や植物を虚実入り混じった独特の世界の中に描く奥村晃史。
森羅万象から選び出したものを組み合わせることで、それぞれの意味がより明確に意識されはじめます。
ありふれた日常の場面に小さな違和感が与えられ、それを観る人はまた、何気なく流れゆく時間に対して、あらためて意識を向けることになるのではないでしょうか。
奥村晃史の描く不思議な世界にどっぷりと浸かってみませんか。

渡邊希 漆展 -たゆたう-

漆を用いて、乾漆技法を主体に作品を制作する渡邊希。
人やモノごとの表裏を題材に内面を感じる造形に取り組んでいます。
高いデザイン性が際立つ作品群はパブリックアートとしても注目を集め、国内外から高い評価を獲得している作家です。
器や壁掛け、スツールと多種多様な漆の妙技を目の当たりにすることでしょう。
是非ともご高覧下さいませ。

20th Anniversary 特別企画展

現代を象徴するツールの一つ、iPhone。
そのケースを、金沢の(株)箔一と20人の作家によるコラボレーションで、世界にひとつの作品として発表いたします。
当社は創立20周年を迎えることとなりましたので、この年のアイテムiPhone6に着目いたしました。
金、銀に輝くiPhoneケースを、個性豊かな色彩に染め上げる実力派作家たちの才能に驚かれるはずです。
是非この機会に、ご来場くださいませ。

Yutaka Yamamoto 写真展

絵画のように非現実的な質感を漂わせるモノクロームの世界。
オブジェの配置を巧みに操り、光と影をも手中に収める彼の技術は、
観る者を心地よい錯覚に陥れます。
写真か、絵画か、あるいはどれでもないのか。
モノとモノが響き合い、光と影が交錯する、詩的で情緒的な白と黒の世界を、
是非ともお楽しみ下さいませ。
会期中、パリより作家が来日致しております。

妖怪茶席

夏の暑さが一段落して秋へと向かうこの季節。
妖怪茶席にて皆様をお迎え致します。
各作家による妖怪をテーマとした季節外れの風鈴が
ひんやりとした空間を演出します。
現代に描かれる個性豊かな妖怪たちがお客様をお待ちしております。

堀としかず展

和紙に墨やアクリルを用いた緻密で繊細な筆使いから不思議世界を紡ぎだす堀としかず。
一見すると水墨画とも思える画面には、郷愁を誘う可愛くもユニークなものたちの世界が繰り広げられ、
その違和感が何とも心地よくじわじわと観る者を刺激します。

島田沙菜美日本画展

人の感情の移り変わり、生命の在り様、

うつろう時間やとりまく環境などを繊細にとらえながら描いた女性像は、

若手でありながらその精神性をも感じられ、人気を集めています。

このたび靖山画廊での初個展となります。

李朝 × 武末日臣展

このたび靖山画廊では、「李朝 × 武末日臣展」を開催いたします。
日常に彩りを添える韓国の風流、李朝の骨董と陶芸家・武末日臣先生とのコラボレーションです。
古き良き古の時代の文化をお楽しみください。

銀ノ雫 -序- 尖光

超絶技巧の作家と評される各ジャンルの錚々たるメンバーが集い、

初めてとなる小品のグループ展です。

構想から5年、「序 破 急」の第一弾となる-序-編が満を持しての開催となります。

この場限りの贅沢な空間は作家たちの戦場でもあります。

作家互選もあり、その緊張感がもたらす、肌にぴりりとくるような刺激をぜひ、

この機会に感じていただければ幸いです。

髙橋賢悟展 

鋳金の世界で金属の新たな表現と限界に挑戦し続ける髙橋賢悟の初個展を開催いたします。

古典から現代までの技法を研究し、確立した技を用いて作られた作品は、

極めて繊細で美しく観る者を魅了します。

誰もが成し得なかった未知の聖域をご期待ください。

ワタベカズ展 Art Fair Tokyo2016 靖山画廊ブースN-08

今年のアートフェア東京2016では、
靖山画廊から「ワタベカズ展」を発表いたします。

準備万端で皆さまをお迎えしておりますので靖山画廊ブース〈 N08 〉に
是非お立ち寄りください。

—-AFT東京2016—-
会期/5月12日(木) 14:00~21:00
5月13日(金) 12:00~21:00
5月14日(土) 10:30~17:00
会場/東京国際フォーラム ホールE(靖山画廊ブース:N08)
WEB/https://artfairtokyo.com/

ツジモトコウキ展

このたび靖山画廊では、「ツジモトコウキ日本画展」を開催いたします。

極彩色で表現する象徴的な鯨や象。

伝統的な技法を継承しつつ、独自のストーリーと感性を織り交ぜて描かれる作品からは、

彼の内たるエネルギーと情熱が画面を超えて伝わります。

さらに進化を続ける若き日本画家、ツジモトコウキの新作をお楽しみください。

ÉTIENNE KRÄHENBÜHL エティエンヌ クラヘンビュル 展

アートという枠組みの中に科学的技術を用いて驚きや不思議という感覚をプラスするスイス人彫刻家、エティエンヌ・クラヘンビュル。ヨーロッパを中心に世界で活躍する彼の日本で初となる個展を開催致します。

彼はスイス国立新電子特性資材研究能力センターで学者や研究員らととともに研究を重ねる中、“超伝導”という驚くべき物理現象を目の当たりにし、以後自身のアートワークにおいてその可能性を探求し続けています。
その中には、形状記憶金属を使うなど革新的な作風を試みたものなど、私たちの興味をかきたて、惹き込み、彼の創り出す異世界へと観る者をいざないます。

芸術・技術・科学を見事に融合させた作品の数々を、是非、ご高覧くださいますようご案内申し上げます。

青山ひろゆき展

このたび靖山画廊では、青山ひろゆき展を開催いたします。

キャンディーやラムネ、水などの身近なモチーフを、緻密な描写と鮮やかな色彩で描き出す青山ひろゆき。

そして小さくとも強烈なインパクトを放つ天使の存在がモチーフのリアルさと相反するように

ファンタジーの世界に私たちを惹き込みます。

たいせつなもの展 -水-

第7回を迎える今年の“たいせつなもの展”のテーマは「水」。
無色透明、形を持たないそれは、もっとも身近でたいせつなもの。
変幻自在だからこそ無限の可能性を秘めたモチーフに作家たちがどのように対峙するのか!!!
お馴染みの顔ぶれから初参加までさまざまな作家が今年も会場を彩ります。
また、この時期ならではのイベント、銀座ギャラリーズによる「Xmas Art Festa」も開催いたします。

-特別企画- 羊毛倉庫 鈴木千晶展

このたび靖山画廊では、フェルティングドール作家の「鈴木千晶展」を開催いたします。
本来軽いはずの素材ですが、作家は作品に「重力」を意識して制作しています。
そこから生まれるものは圧倒的な存在感。
彼女ならではの夢想からなる独特な世界をご紹介いたします。

神﨑泰志 彫刻展

このたび靖山画廊では「神﨑泰志 彫刻展」を開催いたします。
枠にとらわれない奇想天外な発想力に、一木造りと思えぬ綿密なアプローチ。
観る度に私たちを驚かせ楽しませてくれるエンターテイナー神﨑泰志の彫刻展です。
ご期待ください!!!

武田裕子 日本画展 -日と月の庭-

 このたび靖山画廊では、武田裕子日本画展-日と月の庭-を開催いたします。
東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復の博士号を取得後、
2013年の中国留学を経て技術、感性ともに更に磨きがかかり新たな境地を迎えた武田裕子。
帰国後初個展となる本展では、新作十数点を展覧いたします。
若手実力派として注目を集める彼女が紡ぐ日本画の世界にご期待ください。

黒柳奈未子 彫刻展

文化財保存修復の博士号をもつ黒柳奈未子の初個展。
修了研究で模刻した「矜羯羅童子立像」の注目度は高く、その後の創作活動が期待されている。
仏像制作とは異なる彼女の作品展開に黒柳の新たな魅力がひろがります。

扇子展

会場が一気に夏色に染まる華やかな扇子展。
日本画・洋画を問わず若手からベテランまで錚々たるメンバーが、
扇形という特殊な形態の中に独自の美世界を繰り広げます。

鋳金 小椋聡子展

彫金作家・小椋聡子の靖山画廊での初個展。
真鍮やブロンズを巧みに操り、まるで金属とは思えぬ繊細な仕上がりに目を見張ります。
連続する無数の輪、その重なりが織りなすグラデーション、すべての要素が絶妙な美しさを奏でます。

線の会

2013年にスタートした「線の会」が第2回目を迎えます。
日本画にとって命である「線」。確かな技術のもとに成り立つ、
美しい線を描く作家に焦点をあてた実力派による展覧会です。
それぞれの個性にご注目ください。

七海光 作品展 -特別企画-

作家来場/20日(月)、21日(火)※都合により変更になる場合がございます。

トルコの伝統手芸を研究され、オリジナルアートへと昇華させた七海光の作品展。
特別企画となる本展では、繊細なレース編み「オヤ」の技法を用いた、
ヴィンテージになるような永く愛される作品をご紹介致します。是非ご覧ください。

勝田えみ彫刻展 Art Fair Tokyo 2015 Emi Katsuta Sculpture Exhibition -eyesight- 

■会期
3.20(金)11:00-21:00
3.21(土)11:00-20:00
3.22(日)10:30-17:00
※全日入場は終了30分前まで

■会場
東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1)
靖山画廊ブースN09

AFTlogo2

■入場料
1DAYパスポート2,000円(税込)
3DAYパスポート3,500円(税込)
※小学生以下無料(但し大人同伴)

靖山画廊はアートフェア東京2015に参加いたします。
今年は、「勝田えみ彫刻展 -eyesight-」にて皆様をお待ちしております!!!

蓮の会 -木彫-

彫刻家・籔内佐斗司先生により命名された木彫展「蓮の会」。
個々に活躍の場を広げる彼らの作品からは、回を重ねるごとに新たな発見や驚きが生まれます。
今後、更なる飛躍が期待される彼らの成長をご覧ください。

※表面掲載作品はイメージです。出品されないこともございますのでご了承ください。

アントワーヌ・アンリ展

このたび靖山画廊では、アントワーヌ・アンリ展を開催致します。
フランスの柔らかな陽ざしを感じる風景、ぬくもりのある室内など、
アンリ氏の描く作品は、日常に自然と溶け込み、観る側に語りかけます。
12日~14日の3日間はアンリ氏も在廊しておりますのでぜひご来廊ください。

山㟁厚夫 -UTSUWA- 展

新年あけましておめでとうございます!
今年も皆様に楽しんでいただけるような展覧会を企画してまいりますので
靖山画廊をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2015年のスタートを飾るのは、山㟁厚夫先生の漆のUTSUWA展です。
気楽に使ってもらえるように初めからキズをつけてしまおうという
逆転の発想からうまれた山㟁先生の器は、使えば使うほど味がでます。
漆器からアート作品まで、日本のみならず海外にも展開される
山㟁厚夫先生の作品世界をどうぞご期待ください。

たいせつなもの展 -diamond-

靖山画廊では本日より、第6回目を迎える “たいせつなもの展” を開催致します。
1年の締めくくりとなる本展には、若手から初参加のビッグネームまで41作家が
「ダイヤモンド」をテーマに挑みます。
ジャンルも絵画・彫刻・ガラスなど実に様々な内容で、
タイトル同様、ドキドキ感満載でお届けいたします!

益田芳樹 彫刻展

靖山画廊では14日(金)より、彫刻家・益田芳樹(ますだ よしき)展を開催致します。
興福寺・龍燈鬼立像の研究など、東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室で培った確かな技術と、
古典を知るものだからこそ表現できる独自の創作世界。
若手彫刻家を代表する益田芳樹の満を持しての初個展、ご期待ください。

山城有未 展

靖山画廊では、10月31日(金)より11月8日(土)まで
“山城 有未展” を開催いたします。

若手版画作家として注目を浴びている山城有未(やましろあみ)。
彼女がつくりだす日常の中にある非日常。
技術はもちろんのこと、諧謔に繊細さを帯びた作品が放つ
独特の世界観には目を見張ります。
“作品に吸い込まれる” そんな感覚をぜひ。

田端麻子展

靖山画廊では、10月16日(木)より25日(土)まで
“田端 麻子展” を開催いたします。

じんわりと伝わってくる温もり。
時に郷愁を覚える色彩を用いて描かれる情景は、
不思議と長く寄り添っていたくなる心地よい気配を醸し出します。
固定観念にとらわれない作品たちが紡ぎだす独特の緩い世界観、
その味わい深さをぜひご堪能くださいませ。

丹野徹 展

靖山画廊では、10月2日(木)より11日(土)まで “丹野徹展” を開催いたします。
本展は、動物と風景をモチーフに仮想世界の博物誌を目指したと
「Subterranean」と、モノクロームではなくカラーの”黒”でつくられた
「BLACK」という2つのシリーズで展覧いたします。

写真という手段を通して「人類以前から存在するもの」の追究を目的に活動する丹野徹。
目には見えない?生命そのもの?の神的な気配が作品全体を覆います。

この機会にぜひご覧ください。

池尻育志展 ART FAIR TOKYO 2014

淡々と過ごす日常のなかで目に届いてきた何気ない身近な風景を取り上げ、
そこはかとなく漂う穏やかでほんのり淋しげな気配を繊細にとらえながら、
一方で高い写実性と、濃密な色使いによる深い陰影とで力強く描いていきます。
ときに意表を突くような大胆な色使いも駆使し、さまざまな要素を絶妙なバランスで響かせていく独特の世界観。
ゆったりと時間が流れゆくような悠久の感覚とともに、
観賞する者の意識を掴む迫力が、彼の画面ひとつひとつから静かに放たれます。