新世代のセンスで現代社会のあり方を問う越智俊介。
本展では、いまだ全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症とその影響でオリンピック・パラリンピック史上初めての延期となった東京オリンピック2020を二つの“災害”としてとらえた「歴史に残る国難を記憶するための作品」を展示いたします。
「TEARS」
2020年
116.7×80.3cm
ミクストメディア
20xx年に開催される未来の東京オリンピックのために制作した作品。
東京オリンピック1964は戦後日本の最大の祝祭だった。
このように祝祭の前には必ず、災害や人災による大きな喪失や悲劇が繰り返されてきた。
裏を返せば、災害が繰り返すからこそ、それを乗り越えるための祝祭がおこなわれるとも言える。
東京オリンピック2020は、何を乗り越えるための祝祭だったのか。
新型コロナウイルスが猛威を振るう前、その目的を意識する日本人はどれくらいいただろうか。
美術展TOKYO2021にて黒瀬陽平氏は「祝祭を繰り返さなければいけない理由を
もし祝祭によって忘却するということが起こってしまったならば繰り返す祝祭というものは
ある意味呪いになる。」と話した。
新型コロナウイルスという未曾有の感染症
日本に混乱と損失をもたらしたオリンピック2020
20xx年に開催される未来の東京オリンピックによせて、
この二つの災害に対する慰霊としてこの作品を残すことにした。
2020年10月16日(金) - 2020年10月28日(水)
11:00~17:00※土曜は完全予約制となります。
※日・祝休み
〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン2階
Tel:03-3546-7356
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