ユーモラスかつインパクトのある造形で、見る者の記憶に大きな印象を残すねがみくみこ。「二律背反」をテーマにした彼女の制作が表現するのは、美しいだけ、正しいだけではない、不完全なありのままの世界です。
清濁をあわせ呑み矛盾を許容する作品からは、緩やかに世界を肯定する、タフな優しさが感じられます。
「小町ヘッドギア」
2024年
h70×ｗ82×ｄ73cm
ジェスモナイト、陶、アクリル絵の具
他者から好かれたいという承認欲求に悶々とする私たち。
「モテ」は人間の一大テーマなのではないか。
てんとう虫をタコの酢の物と一緒に食べたって
ダイエーのエレベーターにデカい顔面挟まれたって
決して悪態をついてはならない。
なぜなら「モテ」は人目を気にしなければならないからだ。
「モテ」よりも人気がある「モテモテ」はさらに罪深い。まさに人間の業だ。
モテる努力をしないでモテたいそんな愚かな人間どもに
今回、私は安易な「モテモテ」を提供することにした。
これをどう受け取るかはあなた次第だ。
2024年11月19日(火) - 2024年11月30日(土)
11:00～17:00※土曜は完全予約制となります。
※日・祝休み
作家在廊予定日：
11/30(土)
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図録「ねがみくみこ ホルモンと情熱のあいだ」（日南町美術館）
価格：1,650円（税込）
※会場販売のみとなります。
※ご予約及びお取置きはお受けできません。
※会場でのお支払い方法は現金のみとなります。なるべくお釣りのないようにお願いします。
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