池尻育志 －ゆめのあと－

2024年のNYでの個展では、その精緻な作品で多くの人を驚嘆させた池尻育志。
今回の個展では、NY展示作と同じく、お菓子の包装を題材にした作品群を展示します。
人々に訴求する役割を終えて打ち捨てられた包装は、どこか哀れであり、まさしく中身のない空ろな存在です。それらがもたらす無常観を軸に生み出された作品は、単なる写実絵画とは一線を画しています。