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2017年の個展では鏡面のステンレス版を支持体に用い、斬新な表現の作品を発表した青木惠。
近年は作風に変化が見られ、どこまでも深く潜っていけるような奥行きを感じさせる黒い背景の中に、丁寧な描線で描かれた対象が浮かび上がるかのように配置された作品を多く制作しています。

それは真っ暗闇の中、目の前にふっと淡い燐光を帯びた動物や花々が現れたようにも錯覚させる、印象的な体験をもたらしてくれます。
これまでが外部の光を反射する鏡面を用いる作風だったのに対して、近年では光を内側から放つような作風となっており、非常に対称的な方向に「光」にまつわる表現を変化させてきたと見て取ることができます。
生物の持つ秘めた力強さやエネルギーを微かな光として表現した、作家の進化を感じる作品をご覧ください。

2020年11月17日(火) -  2020年11月27日(金)

*オンラインストアは2020年12月4日(金)まで
11:00-19:00
※土・日・最終日は17:00まで
※11月23日(月・祝)休み

作家在廊予定日:11月17日(火)、21(土)、22日(日)