Exhibitions

丁寧に組み立てられた構図と巧みな描線、繊細な発色を活かした日本画を描き続けてきた熊谷曜志。
SEIZAN GALLERY TOKYO凸では初めてとなる今回の発表に際して、これまで積み重ねてきた日々の研究の一つの到達点として結実させる意気込みで臨みます。
ストイックな求道者が見せる、入魂の1点にご期待ください。

 

 

「Japanese Garden」
2024年
P40(h72.7×w100 cm)
雲肌麻紙、岩絵具 等

 

画面の中に、独立した”個”を実現することが出来たならば、残りの余白は”空(くう)”となり、また、独立した”個”が複数ある場合、”空”の中でさらに”間”が生じる。

そもそも日本画とは何なのでしょうか。それは今や作家それぞれが自由に解釈し、様々に展開されるものとなりました。故に日本画家として、それに対する個人的解釈を持つことは、当然とは言いつつも、独特の宿命を負っている様に感じます。そして、上記の三つの要素、”個” “空” “間” を日本画の個人的解釈とし、画面上で達成出来るようこれまで研究して参りました。

日本の文化は単純かつ複雑であり、頭で考えるよりも、身体で浴びるものであると感じます。だからこそ流動的で、とても簡単には紐解けません。しかし、弄ばれるようにそこに挑む事ができたのならば、それこそが最高の娯楽であると思うのです。

2024年06月07日(金) -  2024年06月19日(水)

11:00~17:00
※土曜は完全予約制となります。
※日・祝休み

〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン2階
Tel:03-3546-7356
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