親から”うやうやしく”と願いを込めて育てられた私は、いつも愚かなものや俗っぽいものに憧れてきました。
身近でありふれたものが、日々たくさんのインスピレーションをくれます。作ることは特別なことではなく、日記のようなもの。
私の人生のテーマは二律背反、世界は正しいもの・美しいものだけではできていない。
物事も人間も多面的で、誰もがどこかでマジョリティで、どこかでマイノリティだと感じるのです。
そして、そんな不完全なものもいいのだと思うのです。
生きとし生けるもの、ありのままが魅力的だと感じるのです。
皆が持っている弱点や矛盾をおおらかな心でながめて面白がる気持ちをいつまでも忘れないでいたいと思い、彫刻を作っています。(ねがみくみこ)
プロフィール
2006 | 東京芸術大学美術学部彫刻科 卒業 |
2008 | 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了 |
【主な個展】 | |
2009 | 「スターだらけの」(Gallery MoMo、東京) |
2010 | 「ザギンでシースーを」(CASHI、東京) |
2011 | 「ロマンティックがとまらない」(Unseal Contemporary、東京) |
2020 | 「ものすごくくだらなくて、ありえないほど品がない」(Gallery 花影抄、東京) |
2023 | 「ホルモンと情熱のあいだ」(日南町美術館、鳥取) 「ノーホルモンノーライフ」(岡山天満屋美術ギャラリー、岡山) |
2024 | 「ねがみくみこ-欲望という名のヘッドギア-」(SEIZAN GALLERY TOKYO 凸、東京) |
【パブリックコレクション】 | |
MUSEUM OF INTERNATIONAL FOLK ART(Santa Fe, New Mexico) 日南町美術館(鳥取) |