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プロフィール

1953年、大阪に生まれた籔内佐斗司は、東京藝術大学および大学院で彫刻を学んだ後、同学保存修復技術研究室で、仏像の古典技法と保存修復の研究に従事しました。
その経験をもとにして、檜、漆、顔料などを素材とする独自の制作技法を開発し、1987年から彫刻家として独立し、創作活動を始めました。
彼の作品世界を代表するキャラクターである「童子」は、森羅万象にひそむ命の根源を象徴し、彼らを通じて仏教世界観やアニミズム的世界観を表現し続けています。
また、木彫の他にブロンズ作品を用いた屋外彫刻やマルチプルアートなども手がけ、活動の範囲は多彩で広汎です。そして彼が「Art For The Public」と呼ぶ公共空間に設置した作品は全国に約100箇所を数え、その数は今も増え続けています。
2004年から2021年まで、京藝術大学大学院文化財保存学の教授として、文化財保護の人材育成と仏像修復にも携わり、2019年からは同学副学長を兼任。
2010年に開催された「平城遷都1300年祭」の公式キャラクター・せんとくんのデザインを担当したことを機に、あらたに仮面舞踏集団「平成伎楽団」を結成し、数多くのキャラクターデザインも制作しています。
現在は、東京藝術大学名誉教授。そして、奈良県立美術館館長、ミスパリ学園付属ビューティー&ウエルネス研究所所長/同学副学長に就任し、ますます活動の領域を広げています。