水墨が生み出すモノクロームの画面に描き出されるのは、洗練されていながらどこか不条理な世界。林銘君の作品は極めてシンプルな構図でありながら丁寧に抑制され、永遠性を感じさせるほどの静謐に満ち、底の知れない美しさを備えています。
完全に静止した世界を破り、何かが始まろうとする瞬間が持つ静かなエネルギーや、具体的な形として立ち現れる前の可能性自体を「黒」という色の持つ力で表現いたします。
「重屏図」
2026年
変形 145 × 87 cm
墨、顔料、雲肌麻紙
本作では、「屏風」を二つの異なるかたちで用いています。
一つは、屏風を折り曲げたような作品そのものの形。もう一つは、画面の中に描かれた一枚屏風です。
画面の中にある屏風と、作品そのものがつくる屏風状の空間を重ねることで、平面の中にさらに別の空間が入り込むような構造をつくりました。内側と外側、平面と立体の境界が曖昧になり、見る位置によって空間の感じ方が少しずつ変化していきます。
2026年09月25日(金) - 2026年10月06日(火)
※土曜は完全予約制となります。※日・祝休み
〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン2階
Tel:03-3546-7356
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