Artists

私が作品をとおして伝えたいのは、人が小さな「今」を積み重ね、数十年、数百年と過ごしてきた「普通の時間」の経過なのである。普通であること、「今」ということ。いつの間にか時が過ぎて、銀箔の色が、その場所でしか作られない色に移ろう。
過去の人々が育てた技法を次の時代へ引き継ぐための表現者として、彼らの未来への想いを届けられるように「時間」を作り続けていこうと思う。 (瀬藤貴史)

プロフィール

 

1974 埼玉県生まれ
2005 東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復工芸研究室修了
2006 東京芸術大学美術学部工芸科染織研究室 研究生 修了
2007 東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復工芸研究室 教育研究助手
2009 東京藝術大学工芸科染織研究室 教育研究助手
2012 桜美林大学芸術文化学群ヴィジュアルアーツ専修 非常勤講師
桜美林大学芸術文化学群ビジュアルアーツ専修 非常勤講師(~’22)
2014 一般社団法人 現代工芸美術家協会 会員
2021 文化学園大学造形学部染織研究室 非常勤講師
文化学園大学染織研究室 非常勤講師(~’22)
長岡造形大学美術・工芸・デザイン分析 非常勤講師(~’22)
 現在 文化学園大学文化ファッション研究機構 共同研究員(’09~)
(社)日本皮革産業連合会 Kids’ Leather Programs 実行委員長(’11~)
埼玉県指定伝統工芸士(友禅・小紋)(’12~)
株式会社三八染工場 役員
文化学園大学造形学部染織研究室 准教授
 【主な個展】
 2018 「-染色- 瀬藤貴史 展」(靖山画廊、東京)
 【主なグループ展】
2006 「日本モロッコ文化交流展」(モロッコ)
2008 「Japan Design Exhibition(皮革産業ブース デザイン)」(パリ装飾美術館、フランス)
2009 「若き匠の手技展」(埼玉伝統工芸会館、埼玉)
2010 日葡国交150周年記念 日本伝統文化国際交流協会展示(ポルトガル)
2012 「Art Wave Exhibition vol.9 創造のイノベーション展」(RECTO VERSO GALLERY、東京)
2014 「覚の会」(東京都美術館、東京)
2017 「覚の会」(靖山画廊、東京)
2019 アートフェア東京(靖山画廊ブース、東京国際フォーラム)
2020 「TORU FUKUDA & TAKASHI SETO: PURE POETRY」(SEIZAN Gallery、New York)
2021 国際工芸アワードとやま2020 羽ばたく工芸の未来展(富山県美術館、富山)
第75回 新匠工芸展(東京都美術館、東京・京都市美術館、京都)
2022 「HAKU: The Art of Gold and Silver Leafing」(SEIZAN Gallery、New York)
Market Art & Design The Hamptons (SEIZAN Gallery New York ブース、New York)
2023 「SQUARE 染 textile 9」(ギャラリー檜 e・F、東京)
【受賞歴】
2010 第49回「 現代工芸展」入選(東京都美術館)
2011 第50回「 現代工芸展」入選(金沢21世紀美術館)
2012 第51回「 現代工芸展」入選(東京都美術館)(~’19)
2018 第25回「全国染織作品展」入選(シルク博物館)
2020 国際工芸アワードとやま 2020 入選
2021 第75回「新匠工芸展」入選(東京都美術館・京都市美術館別館)
【パブリックコレクション】
文化服飾博物館(東京)、スターバックスジャパン(埼玉)
ホシカワカフェプロデュース”conscience”(埼玉)、Garage. U. W(埼玉)
 【その他】
2007 映画「全然大丈夫」美術協力
2008 山村美紗サスペンス「赤い霊柩車23 聡明な殺意」作品提供
2009 赤い服展(文化服飾博物館)※展示用染色資料作成
2012 テキスタイル用語辞典 資料提供
2013 映画「夏の終り」美術協力
2014 「時代と生きる 日本伝統染織技術の継承と発展」(文化服飾博物館)※染色資料作成
2015 染織技法材料に関する使用材料・道具における現状 研究協力(東京文化財研究所)
2018 青花紙制作技術に関する共同調査報告書 研究協力(東京文化財研究所)
2022 国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」旗指物制作(福島)
公開学術講座「無形文化財と映像」講演(東京文化財研究所)